自分の立ち位置を自分で決めそこから意見を発信させることで周りも自分を認識しやすくなります。
そして自分の立ち位置というのは様々な体験によって理解され場合によっては改善しながら生きている訳です。
そこであまり周りに合わせてしまうと個性がなくなってしまいますし主張しすぎると周りの人間が引くということになるわけです。
このため
①主張する
②周りの反応を見る
③改善する
ということを繰り返して行くうち人間は少しづつ丸くもなっていくのですね。
ただあまりに周りに流されて自分に主張がないと面白い人間とはいえません。
生きている以上何か自分に主張があって反論がっても突き進めるぐらいのロック魂があってもいいわけです。
更に自分を広い範囲で成長させるにはたまにいったん頭のなかを空っぽにすること=エポケー(*古代ギリシア哲学)してから自分の意識の中心に浮かんでくることを表現するという方法があります。
あの「ポケーとする」という言葉もこれが語源かもしれませんね。
この方法は現象学的還元とよばれるプロセスで自分の意識と外側の世界が繋がり心理が見えてくるというわけです。
頭のなかが空っぽというのは思考が停止していることではありません。
判断をしていない状態ということです。
これは物事を自分の好み趣向ですぐに理解したつもりで判断せずによく見てみるよく考えてみるということです。
つまり逆に脳がフル回転しているわけです。
判断するということがある種、一つの思考停止状態を招いているわけですね。
単純に判断してしまわずに一旦その判断はやめさらに先まで考えてみることで何かが意識の中に登場し自分の進む方向性が見てくる訳です。

