こんばんは、Jayです。


“誰かの密告により会社の不祥事が明るみになった”というニュースがたまにありますね。
今夜は私の大学時代で、寮に住んでいた時のお話。
1フロアに3部屋あり、各部屋2人ずつの計6人がおりました。
そのうちの一人にA君という人がいました。
A君はパーティーが大好きで毎晩のように大音量でパーティーを開催していたのです。
A君と私の部屋は廊下を挟んでいるのですが、お互いの部屋の扉が閉まっていても“私のパソコンで音楽を聴いている”ぐらいです。(ドアを開けたらたまったもんではありませんw)
もっと言うと、私達は4階に住んでいたのですが、外の道からも聴こえます。

最初のうちはお願いすると音量を下げ気味にしてくれていましたが、いつしか聴く耳を持ちません。
そこで私は大学警察(基本的にアメリカの大学内には警察組織があります)に密告w頼んで来てもらいました。
警察が来ると静かにするのですが、警察が帰ってしばらくしたり翌日には元のあり様。

何回目かに警察に通報したら「我々でなくRA」に頼んでとの事。
ちなみに“RA”とは“Resident Assistant”の略で、寮生活で困った事などがあると助けてくれる学生グループです。
RAのオフィスに電話すると初めのうちは来て「苦情が来ているから静かにして」とA君に言ってくれていました。
しかし何回かすると訪問すらなくなりました。

“これは何かおかしい?”と思っていたある日、寮の近くでRAの一人とA君が話をしているではありませんか。
そして何やら一瞬私の事を指さしたRA。
そこでA君の表情が変わったのがわかりました。

そしてその日の夜にまたパーティーでうるさかったのでRAに電話すると案の定来ません。
その代わり、しばらくしてものすごい勢いで私の部屋のドアを殴る&罵声を浴びせるA君。
きたない言葉なので詳しくは省きますが、私の命が危険にさらされるくらいです。

おそらくですが、A君はこの日まで誰が“苦情の電話”の犯人を躍起になっていて、やっとこの日RAに私が犯人であると告げられて溜まっていたものが爆発したのでしょう。
後々わかったのですが、そのRAとA君は友達でした。(密告の密告?w)
もしかして苦情の電話を入れても途中から来なくなったのはそれが理由かな。(あくまで推測ですが)

言葉とはいえさすがに私の命を危険にさらすのは見逃せません。
大学警察に通報して事の経緯を話すとすぐに来てくれました。
テレビでご覧になった事あるかもしれませんが、アメリカの警察のノックはすごいです。(あっ、“ぶち破る”やつではなくw)
「ドンドンドン」、私には警察が来たのはわかりましたが、さきほどのいっけんもあり私は部屋でジッとしていました。
A君は聞こえていたかはわかりませんがパーティー継続中。
すると「ドンドンドン、ドンドンドン!」とノックの音は大きくなっていきます。
しばらくして音楽の音が下がり、A君の部屋の誰かがドアを開けた模様。

10分~15分くらい経ったでしょうか、今度は私の部屋を警察官がノックしてきました。
警察官を招き入れてどうなったか話を聞きました。
「彼は君の命を危険にさらすような事を言ったのは大問題だ。だから彼に今夜は君に近づかないし、口もきかないように言った。そして後日裁判所への出頭命令をA君に出した。」

その後A君が裁判所でどうなったかは私にはわかりません。
その学期が終わるとその部屋から出て行って、その後A君を見掛けたのは数回のみ。


私がA君に音量を下げてもらうお願いの仕方が悪かったのかもしれません。
こんな私が言うのもなんですが、ご近所付き合いは大切に
そして困った事があれば警察なりに相談しましょう。
あっ最後に、こんな結果にはなりましたがA君は仲間思いで面倒見の良い子ですよ。

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