こんばんは、Jayです。
この前、安倍首相が米上下両院合同会議で演説を日本とアメリカの将来についてのスピーチを英語でされていました。
まずは安倍首相には英語で喋ってくださった事に感謝したいと思います。
慣れている日本語でなく、あれだけの長いスピーチを全て英語でされたのはすごいです。
↓こちらがそのスピーチです(“Nikkei Asian Review”にスピーチ全文が載っていました)
彼の英語は所々字幕がないとわからない部分もありましたが、今夜は(恐れ多くも)安倍首相の英語を参考にさせていただいて、“こうすればより英語が聴き取りやすくなる”と言うのを書きたいと思います。
・間を取る位置
・正しい音節
・正しいアクセント
“R”や“TH”などの発音を日本人は苦手としていますが、必ずしも完璧に出来る必要はありません。
出来るにこした事はありませんが、出来なくてもたいていは文章の前後で理解してもらえます。
“R”や“TH”の発音よりもまずはこの3つが出来ているかご確認くださいませ。
1つめは「間を取る位置」。
以下の日本語を読んでみてください。
1.「今日、テニスをしましょう。」
2.「今日テニス、をしましょう。」
1の方、が自然、で2の方が違和感、を覚えると思います。(←わざと変な区切り方をしましたw)
このように、“間を取る位置”というのが日本語でも英語でも大事になってきます。
残念ながら安倍首相は全体的にこの間が苦手のようでした。
例えば動画の“1:20”過ぎに安倍首相が“Back in June”と言っています。
本来は間は必要なく一気に言った方が聴き取りやすいですが、安倍首相は“Back、 in June”と間を取っているのでネイティブにはやや聴き取りづらくなっています。
逆に上手かったのが“1:45”過ぎの“and I quote”の言い方です。
“and”が来るからその後に間を取ってしまいがちな人もいますが、“and I quote”は基本的に一気に言った方が自然です。
2つめは「正しい音節」。
英語読みとカタカナ読みでは音節の数(母音の音の数)が変わってきて、この違いが日本人がリスニングを苦手とする理由の一つと言えるでしょう。
“3:30”に“honorable”(尊敬に値する)と言っていますが、“ho-nor-ble”と音節が3つになっています。
しかし本来は“ho-nor-a-ble”と音節が4つです。
日本語にすると、「あ・べ・しゅ・しょう」が「あ・べ・しょう」になっている感じです。
3つめは「正しいアクセント」。
音節が2つ以上になると“どの音節を強調するのか”というアクセントが出てきます。
このアクセントの位置を間違えると“r”や“th”の発音以上に聴き取りづらくなってしまいます。
“4:55”過ぎに安倍首相が“Senator Daniel Inouye”と言っています。
ここで問題なのが“Daniel”のアクセントです。
音節は2つで“Dan-iel”
しかし安倍さんの発音は“平坦もしくは後半にアクセント”に聴こえました。
これでは“Danielle”と女性の名前になってしまいます。(“Daniel”は男性)
いかがでしたでしょうか。
この3つが改善されればさらに聴き取りやすくなるでしょう。
安倍首相だけでなく英会話を苦手とされる日本人の多くにも共通する事ですので、これらに注目してみてください。
彼の英語力に批判を持たれる方もいらっしゃいますが、堂々と喋っている姿は立派だと思います。
“間違ったらどうしよう”、“聴き取ってもらえなかったらどうしよう”と英語を喋るのを恥ずかしがらずに一国の主(首相)の度胸を参考にしてみてください。
関連記事:
“英会話で1番大事な事。”
“英会話で欠かせない‘音節’”
“単語の発音が大変な時は”
“英語を聴き取ってもらえる時”
Have a great evening

この前、安倍首相が米上下両院合同会議で演説を日本とアメリカの将来についてのスピーチを英語でされていました。
まずは安倍首相には英語で喋ってくださった事に感謝したいと思います。
慣れている日本語でなく、あれだけの長いスピーチを全て英語でされたのはすごいです。
↓こちらがそのスピーチです(“Nikkei Asian Review”にスピーチ全文が載っていました)
彼の英語は所々字幕がないとわからない部分もありましたが、今夜は(恐れ多くも)安倍首相の英語を参考にさせていただいて、“こうすればより英語が聴き取りやすくなる”と言うのを書きたいと思います。
・間を取る位置
・正しい音節
・正しいアクセント
“R”や“TH”などの発音を日本人は苦手としていますが、必ずしも完璧に出来る必要はありません。
出来るにこした事はありませんが、出来なくてもたいていは文章の前後で理解してもらえます。
“R”や“TH”の発音よりもまずはこの3つが出来ているかご確認くださいませ。
1つめは「間を取る位置」。
以下の日本語を読んでみてください。
1.「今日、テニスをしましょう。」
2.「今日テニス、をしましょう。」
1の方、が自然、で2の方が違和感、を覚えると思います。(←わざと変な区切り方をしましたw)
このように、“間を取る位置”というのが日本語でも英語でも大事になってきます。
残念ながら安倍首相は全体的にこの間が苦手のようでした。
例えば動画の“1:20”過ぎに安倍首相が“Back in June”と言っています。
本来は間は必要なく一気に言った方が聴き取りやすいですが、安倍首相は“Back、 in June”と間を取っているのでネイティブにはやや聴き取りづらくなっています。
逆に上手かったのが“1:45”過ぎの“and I quote”の言い方です。
“and”が来るからその後に間を取ってしまいがちな人もいますが、“and I quote”は基本的に一気に言った方が自然です。
2つめは「正しい音節」。
英語読みとカタカナ読みでは音節の数(母音の音の数)が変わってきて、この違いが日本人がリスニングを苦手とする理由の一つと言えるでしょう。
“3:30”に“honorable”(尊敬に値する)と言っていますが、“ho-nor-ble”と音節が3つになっています。
しかし本来は“ho-nor-a-ble”と音節が4つです。
日本語にすると、「あ・べ・しゅ・しょう」が「あ・べ・しょう」になっている感じです。
3つめは「正しいアクセント」。
音節が2つ以上になると“どの音節を強調するのか”というアクセントが出てきます。
このアクセントの位置を間違えると“r”や“th”の発音以上に聴き取りづらくなってしまいます。
“4:55”過ぎに安倍首相が“Senator Daniel Inouye”と言っています。
ここで問題なのが“Daniel”のアクセントです。
音節は2つで“Dan-iel”
しかし安倍さんの発音は“平坦もしくは後半にアクセント”に聴こえました。
これでは“Danielle”と女性の名前になってしまいます。(“Daniel”は男性)
いかがでしたでしょうか。
この3つが改善されればさらに聴き取りやすくなるでしょう。
安倍首相だけでなく英会話を苦手とされる日本人の多くにも共通する事ですので、これらに注目してみてください。
彼の英語力に批判を持たれる方もいらっしゃいますが、堂々と喋っている姿は立派だと思います。
“間違ったらどうしよう”、“聴き取ってもらえなかったらどうしよう”と英語を喋るのを恥ずかしがらずに一国の主(首相)の度胸を参考にしてみてください。
関連記事:
“英会話で1番大事な事。”
“英会話で欠かせない‘音節’”
“単語の発音が大変な時は”
“英語を聴き取ってもらえる時”
Have a great evening

