こんにちは、Jayです。


昨夜、錦織選手が見事フェレール選手に勝って準決勝進出を決めました!!クラッカー

錦織選手が勝った要因になったかは定かではありませんが、実はフェレール選手はプロらしからぬあるクセを見せていて、そのクセは彼がどこにサーブを打つかわかってしまいました
そのクセとは「トスの位置が違う」です。(トス=サーブを打つためにボールを空中に投げる事)

テニスのサーブは主に3種類あります。
フラット(順回転のみで3種の中で一番速い)
スライス(横回転で曲げる、野球のスライダーに似てる)
スピン(強烈な順回転でボールを落とす、野球の縦のカーブやスライダーに似てる)

野球のピッチャーは出来るだけ同じフォームで様々な変化球を投げるのが良しとされ、球種ごとにフォームを変えるのは相手バッターにとって何が来るのがわかり、打ちやすくなるためあまり良しとされません。

テニスはちょっと違います。
球種によってトスの位置が変わってきます。
もちろん野球のように同じフォームやトスの位置から様々なサーブを打てるのが理想ですが、球種に合わせた体の動きや回転のかけ方がけっこう違うので、現実にはなかなかそういきません。

“じゃ~、フェレール選手の「トスの位置」というクセもしょうがないんじゃない!?”

はい、もしフェレール選手が“球種を打ち分けるため”にトスの位置を変えているのだったらそれはしょうがないです。(上記のようにテニスではあたりまえ)
しかし、私が言っているフェレール選手のクセは「打つ場所を打ち分けるためにトスの位置を変える」です!!
それにより、返す選手はどこへ打ってくるかあらかた予想がついてしまいます。
これを(ちょっと大げさにw)野球に例えるなら、打者のインコースへ投げる時にはオーバースロー(上から投げる)、アウトコースへ投げる時にはサイドスロー(横から投げる)に投げ方を使い分けるようなもんです。

フェレール選手が昨夜の試合で使っていたサーブの球種は主に2つ。
フラット(まっすぐで速い)とスライス(横に曲がる)で、スライスを主体に使っていました。
上記しましたが、スライスは野球のスライダーに似ていて、リターナー(リターンする人=錦織選手)から逃げていくような動きをします。
つまり、錦織選手にとってはフォアハンド側に向かってきます。

そのスライスサーブを観ていると、サーブを入れなくてはいけない四角の(錦織選手から見て)真ん中から右に入っていたのです。
左の方に入るのはほぼ皆無。
そうです、これがスライスサーブの弱点です。
錦織選手のバック側に打つのは非常に難しいのです。(真ん中に付近に来て、フォアでもバックでも返せるボールをバックで返したというのはありました)

では、フェレール選手は錦織選手の左側に打つために何をしたか?
フラットサーブを打っていました。

本来フラットとスライスのトスの位置はほぼ変わりません。
しかし、フェレール選手は“フラットはトスを頭上へ、スライスはより右側へ”上げていました。

“あれっ、‘球種によるトスの投げ分け’はしょうがないんじゃ??”

あははっ、少し矛盾していますねw
フェレール選手はちょっと違うんです。
“スライスサーブでは左側に打てないから、左に打つためにフラットサーブを打つ”と球種が先でなく、打つ位置が先に来ているのが問題なのです。
(スライスサーブでは錦織選手の左へ打ちづらいから、そうするためにフラットサーブを打つ⇒トスの位置を変える)

録画されたのをご覧になる時やニュースで試合をやっているのを見かけた時はぜひ注目してください。
フェレール選手がトスを頭より右へあげたら錦織選手から見て真ん中から右へ、トスを頭上にあげたら反対の左側に飛んでいっています!!

なにはともあれ、錦織選手が準決勝を進めて嬉しいですね。

Have a wonderful afternoon テニスコート