こんばんは、Jayです。
“富士登山:出発~8合目”
“富士登山:8合目~頂上”
無事に剣ヶ峰に到達した我々3人。
あとは下山を残すのみとなりました。
しかし、まだまだ我々(いや、私だけ?w)には試練は待ち構えているのでした。
この剣ヶ峰から浅間神社までの下りがとっても怖かったです。
視界が悪いだけでなく、雨によって地面が大変滑りやすい。
↓こんなです。(藤井さんはこれを楽しんでいる様子w)

ちなみに右側に見える柵の先は晴れていれば別世界のような綺麗な景色が見えるのでしょうが、私には閻魔大王が待っている別世界にしか見えませんでしたw
そんなこんなで浅間神社まで帰ってきました。
ここでSさんから帰り道の提案が。
登って来た富士宮ルートを帰るか、御殿場ルートで変えるかです。
と言うのも、藤井さんの車は御殿場口に停まっていて、そこからSさんの車で富士宮口まで行って、我々は登り始めたのでした。
ですので、富士宮口まで降りてシャトルバスで御殿場口まで行くか、直接御殿場口まで降りるかの二択を迫られました。
一刻も早く下山したい私と藤井さんは満場一致で「直接御殿場口」に決定。
とっても優しいSさんは、我々を案じて途中まで一緒に下山をしてくださる事に。
“優しいな~”
と思ったのもつかの間、ある事が起きました。
御殿場ルートを下山して15分くらい経った時でしょうか、Sさんが
「可愛い子ちゃんに会いに先に山小屋に行っていますね。」
あんた、それが目的か~!!w
ここまで私達のサポートをしてくださって、特に私のペースに合わせてゆっくり登ってくださっていたので“NO”とは言えませんし、言うつもりもありませんでした。
どうぞ、先に山小屋に行って美女と楽しい時間をお過ごしくださいw
ロープも張ってあり、1本道なので特に迷う事はなさそうなのでしたが、藤井さんは私と一緒にゆっくり降りてくださる事に。
Sさんはあっという間に見えなくなりました。
下山しながらいろんな人に抜かされたりはしましたが、あんなに速いスピードで下山した人はいませんでした。
駅の階段などで1段飛ばしで降りる人はいますが、そんな感じですw
御殿場ルートは全富士登山ルートの中で最長の距離をほこります。
というのも、富士宮ルートのスタート地点は標高約2400mなのに対して、御殿場ルートのスタート地点は1400mと1000mも低い位置にあります。
それだけでなく、山小屋の数が富士宮ルートに比べて少ないです。
ですので、我々は下れど下れどいっこうに山小屋が見えてきません。
下り始めてから1時間くらい経った時でしょうか、やっと最初の山小屋に到着しました。
ここでもSさんが我々にホットココアをごちそうしてくれました
Sさんはしばしお目当ての可愛い子ちゃんと談笑。
私と藤井さんはあまり口を動かせず、ココアを堪能していざ出発。
御殿場ルートは“より低い所からスタートするから傾斜は緩い“との事前情報を入手していたのですが、私が感じたのは“富士宮ルートと対して変わらない”です。
これまた事前情報で「御殿場ルートは健脚者向け」とありましたが、まさにその通りです。
そんなこんなでSさんとの別れ地点へ来ました。
今回の登山で、Sさんから本当にたくさんの事を学びました。
彼がいなければここまで楽しめず、また来れなかったと思います。
大変感謝しております。
Sさんと別れた後に我々を待っていたのは、御殿場ルートの名物の一つである「大砂走り」です。
イメージとしてはとっても幅の広い道が一面公園の砂遊び場です。
その砂場も深くて、踝は余裕で入ります。結果、ローカットの靴だと砂が入ってきます。
深い砂が衝撃を吸収してくれるので、足にあまり負担にならず、そこを一気に駆け下りるのです。
でも我々は歩いて降りました。(「大砂歩き」ですw)
歩いている途中に雲も取れて、下界が見えるようになってきました。

↑の赤く囲った所には人工物も見えて、“ああ~、降りて来たんだな~”と少し安堵感が出てきました。
安心感もつかの間、さらなる試練が我々を待ってるのでした。
下山を続けていくと、徐々に麓の道が見えてきて、その道を目で辿ると赤で囲った人工物の方へ向かっているのです。
“いや、まさかあんな遠くまでは続いていないよな~”と思いながら下山を続けました。
しかしそのまさかでしたw
道が完全にその人工物に辿っているのを視認しちゃいましたw
私は伊能忠敬じゃないんだよ~。
別に歩いて日本地図を完成させようなんて思っていませんよ~!!w
先ほどの安堵感は吹き飛ばされ、“あそこまで歩くのかよ~!!”とちょっとした絶望感です。
ま~歩くしかないんですけどねw
そんな中さらに数十分歩くと傾斜も緩くなってきます。
しかし、それと同時に「大砂走り」の砂の量が減ってきて、今まで砂が負担軽減してくれていたのがダイレクトに足に衝撃が来るようになってきました。
もう目的地は見えているのに、“今までの疲労+固い地面の衝撃”で思うように足が前に進めません。
ここで私はちょっとした事をしてスピードを上げました。
それは「前かがりになる」です。
これをすると傾斜+重力でドンドン進みます。
これまで細心の注意を払って呼吸を乱さない事が役に立つ時が来ました。
足は疲労していましたが、心肺機能はまだまだ元気で、下りなので高山病の心配はありません。
それまで我々を抜いた人達を追い越すぐらいのスピードで駆け下りました。
そしてついに先ほどまでは人工物としか認識できなかった我々の車がある駐車場に到着しました。
そして帰路につくのでした。
が、連休の真ん中という事もあり、高速道路が20km強の渋滞+雷雨です。
送り迎えをしてくださった藤井さんには本当に感謝です。
後々藤井さんに聞いたのですが、彼は道中ずっと頭痛がして下山途中は吐き気までしたそうです。
そんな素振りをちょっとも見せなかった藤井さんの精神力はすごいです!!
でもみなさんは無理せずに登山してくださいね☆
ここまで読んでくださってありがとうございました!!
富士登山についてはこれで終わりですが、次回は「登山中に気をつける事」について書きたいと思います。
道中Sさんからいただいたアドバイスの数々。
みなさんにも役立つと思うのでお教えしますね。
それではまた。
Have a great evening
“富士登山:出発~8合目”
“富士登山:8合目~頂上”
無事に剣ヶ峰に到達した我々3人。
あとは下山を残すのみとなりました。
しかし、まだまだ我々(いや、私だけ?w)には試練は待ち構えているのでした。
この剣ヶ峰から浅間神社までの下りがとっても怖かったです。
視界が悪いだけでなく、雨によって地面が大変滑りやすい。
↓こんなです。(藤井さんはこれを楽しんでいる様子w)

ちなみに右側に見える柵の先は晴れていれば別世界のような綺麗な景色が見えるのでしょうが、私には閻魔大王が待っている別世界にしか見えませんでしたw
そんなこんなで浅間神社まで帰ってきました。
ここでSさんから帰り道の提案が。
登って来た富士宮ルートを帰るか、御殿場ルートで変えるかです。
と言うのも、藤井さんの車は御殿場口に停まっていて、そこからSさんの車で富士宮口まで行って、我々は登り始めたのでした。
ですので、富士宮口まで降りてシャトルバスで御殿場口まで行くか、直接御殿場口まで降りるかの二択を迫られました。
一刻も早く下山したい私と藤井さんは満場一致で「直接御殿場口」に決定。
とっても優しいSさんは、我々を案じて途中まで一緒に下山をしてくださる事に。
“優しいな~”
と思ったのもつかの間、ある事が起きました。
御殿場ルートを下山して15分くらい経った時でしょうか、Sさんが
「可愛い子ちゃんに会いに先に山小屋に行っていますね。」

あんた、それが目的か~!!w
ここまで私達のサポートをしてくださって、特に私のペースに合わせてゆっくり登ってくださっていたので“NO”とは言えませんし、言うつもりもありませんでした。
どうぞ、先に山小屋に行って美女と楽しい時間をお過ごしくださいw
ロープも張ってあり、1本道なので特に迷う事はなさそうなのでしたが、藤井さんは私と一緒にゆっくり降りてくださる事に。
Sさんはあっという間に見えなくなりました。
下山しながらいろんな人に抜かされたりはしましたが、あんなに速いスピードで下山した人はいませんでした。
駅の階段などで1段飛ばしで降りる人はいますが、そんな感じですw
御殿場ルートは全富士登山ルートの中で最長の距離をほこります。
というのも、富士宮ルートのスタート地点は標高約2400mなのに対して、御殿場ルートのスタート地点は1400mと1000mも低い位置にあります。
それだけでなく、山小屋の数が富士宮ルートに比べて少ないです。
ですので、我々は下れど下れどいっこうに山小屋が見えてきません。
下り始めてから1時間くらい経った時でしょうか、やっと最初の山小屋に到着しました。
ここでもSさんが我々にホットココアをごちそうしてくれました

Sさんはしばしお目当ての可愛い子ちゃんと談笑。
私と藤井さんはあまり口を動かせず、ココアを堪能していざ出発。
御殿場ルートは“より低い所からスタートするから傾斜は緩い“との事前情報を入手していたのですが、私が感じたのは“富士宮ルートと対して変わらない”です。
これまた事前情報で「御殿場ルートは健脚者向け」とありましたが、まさにその通りです。
そんなこんなでSさんとの別れ地点へ来ました。
今回の登山で、Sさんから本当にたくさんの事を学びました。
彼がいなければここまで楽しめず、また来れなかったと思います。
大変感謝しております。
Sさんと別れた後に我々を待っていたのは、御殿場ルートの名物の一つである「大砂走り」です。
イメージとしてはとっても幅の広い道が一面公園の砂遊び場です。
その砂場も深くて、踝は余裕で入ります。結果、ローカットの靴だと砂が入ってきます。
深い砂が衝撃を吸収してくれるので、足にあまり負担にならず、そこを一気に駆け下りるのです。
でも我々は歩いて降りました。(「大砂歩き」ですw)
歩いている途中に雲も取れて、下界が見えるようになってきました。

↑の赤く囲った所には人工物も見えて、“ああ~、降りて来たんだな~”と少し安堵感が出てきました。
安心感もつかの間、さらなる試練が我々を待ってるのでした。
下山を続けていくと、徐々に麓の道が見えてきて、その道を目で辿ると赤で囲った人工物の方へ向かっているのです。
“いや、まさかあんな遠くまでは続いていないよな~”と思いながら下山を続けました。
しかしそのまさかでしたw
道が完全にその人工物に辿っているのを視認しちゃいましたw
私は伊能忠敬じゃないんだよ~。
別に歩いて日本地図を完成させようなんて思っていませんよ~!!w
先ほどの安堵感は吹き飛ばされ、“あそこまで歩くのかよ~!!”とちょっとした絶望感です。
ま~歩くしかないんですけどねw
そんな中さらに数十分歩くと傾斜も緩くなってきます。
しかし、それと同時に「大砂走り」の砂の量が減ってきて、今まで砂が負担軽減してくれていたのがダイレクトに足に衝撃が来るようになってきました。
もう目的地は見えているのに、“今までの疲労+固い地面の衝撃”で思うように足が前に進めません。
ここで私はちょっとした事をしてスピードを上げました。
それは「前かがりになる」です。
これをすると傾斜+重力でドンドン進みます。
これまで細心の注意を払って呼吸を乱さない事が役に立つ時が来ました。
足は疲労していましたが、心肺機能はまだまだ元気で、下りなので高山病の心配はありません。
それまで我々を抜いた人達を追い越すぐらいのスピードで駆け下りました。
そしてついに先ほどまでは人工物としか認識できなかった我々の車がある駐車場に到着しました。
そして帰路につくのでした。
が、連休の真ん中という事もあり、高速道路が20km強の渋滞+雷雨です。
送り迎えをしてくださった藤井さんには本当に感謝です。
後々藤井さんに聞いたのですが、彼は道中ずっと頭痛がして下山途中は吐き気までしたそうです。
そんな素振りをちょっとも見せなかった藤井さんの精神力はすごいです!!
でもみなさんは無理せずに登山してくださいね☆
ここまで読んでくださってありがとうございました!!
富士登山についてはこれで終わりですが、次回は「登山中に気をつける事」について書きたいと思います。
道中Sさんからいただいたアドバイスの数々。
みなさんにも役立つと思うのでお教えしますね。
それではまた。
Have a great evening
