パーこんばんは、Jayです。


他の方々のブログを拝見していますと、「子供に英会話を習わせている」という方を多々発見したので今回はちょっとアメリカの子供のしつけ&育て方事情をお話します。

まずはしつけです。

みなさんはお子さんが悪さ(もしくは自分の子供時代)をしたらどう対処しますか?(大声で怒る?叩く?)
アメリカの親は子供に「外出禁止令」を発令します。(自分の部屋からだったり、家からだったり)
“Jay、また悪さしたわね。この週末、お外に出る事を禁止します!”
そしてこう付け加えます。“あなたがした事をよく考えなさい。”
映画"Home Alone"で主人公のKevinがお母さんに怒られて、屋根裏部屋に追放されましたよね。あんな感じです。

いきなり子供に「○○がダメなの!!」と怒る前に、まずは子供に一人で考えさせる時間を作って、本人が何で怒られたのか、どうすればよかったのかを考えるようにします。そしてその後、親は子供が何を考えたか聞いて、諭すのです。

まず“ビンタ”などの体罰はありません。
そういう事をすると“幼児虐待”で親が逮捕されます。
ちょっと余談ですが、私が育ったテキサス州で12歳以下の子供を家にしろ外にしろ一人きり(12歳以下同士なら複数でも)にさせても“幼児虐待”になります。

「外出禁止」は悪さの度合いによって一晩、週末、一週間などとなります。
その間学校などがあればもちろん行かせますが、学校から直帰で、その後の外出は禁止になります。

アメリカの子供達は生まれた時から「自分の部屋」があります。(もちろんアパート住まいや金銭的理由などでない家庭もあります)
病院から自宅に初めて赤ちゃんを連れてきた時にすでに「子供部屋」が作られています。

そうやってお自分の部屋を与えられて育った子供は小さい時から「自我」や「自立」を学んでいきます。
親は早い段階から子供を「一人の人間」と尊重して育てて行くのですね。
どんなに小さい子でも親は子供に何をしたいかを聞き、それを出来るだけ尊重します。(例えば外に出かける時の服は子供自身に選ばせるなど)
「お昼何食べたい?」「え~っとね、チョコレートパフェ!」は却下w

そうして子供が18歳(高校卒業)になったら家を出ます。働こうが進学しようが。
20歳で親と一緒に住んでいるというのはまず考えられません。

このようにアメリカの子供は小さい頃からたくさんの分野で「自由」であります。
ただその「自由の裏には責任」が伴い、悪さをしたら罰があるのも学びます。

ではまた。