いつも『〜〜ってどこ!?』と、言ってますが今回探すのは温泉施設でございます。
舞台感想の記事ですよ?間違いなく、でも温泉!!温泉は大好きだ!!
大きなお風呂LOVEな、私です御機嫌よう
で、拝見した舞台はこちら!
RAYZ OF LIGHT
落陽散花
東京天然温泉「古代の湯」
6月2日(土)・3日(日)
脚本:
春日 康徳
演出:
吉田 武寛
出演:
中谷 智昭:高橋圭吾
峯田 大夢:袴田真一
鹿島 良太:梅花蔵之介
君沢ユウキ:LAW
小南 光司:冷泉一彦
YU-TA :冷泉嗣彦
※敬称略・パンフレット掲載順
最初に拝見したのが『RAYZ OF LIGHT』再演からの『RAYZ OF LIGHT//VIRAL』ときて、今回3本目でございます。
落陽散花!会場は温泉施設で前回までと違いお衣装が和装。
あと、チケットに入館料と入浴料が含まれておりましたので、温泉入り放題(笑)
流石にお風呂セット持っての観劇は初めて、あと宴会場
高尾山にある京王高尾山温泉 / 極楽湯には行くのでお風呂セットは普通に常備していますが、まさかの舞台を観るのにこれを持ってくことになろうとはです(笑)
いつも以上にカバンがパンパンw
ひざ掛けセットにプラスしてお風呂セットですからね
さてさて、そんなこんなで舞台でございます。
前回に引き続き、今回もクラウドファンディングが行われたのですが、その金額が一定額を越えたので櫓が建ちました(笑)
舞台の正面、客席の真ん中に立派な櫓!!
今回のクラウドではお祭りで奉納されているような提灯にこちらが指定した名前を記入したものが飾られているのですが、舞台の両脇、櫓の周り、櫓と舞台を繋いでとたくさんの提灯が飾られてなんとも不思議な空間でした。
物語はこの櫓も使って行われました。
太鼓も置いてあって本当にお祭りのような舞台。
ちなみに提灯『御祭禮』で出そうかと一瞬真顔で考えたとか内緒です……。
そんなこんなで舞台はいつもの原宿……ではなく葛飾区にある隠れ家的な温泉宿。
おなじみ原宿署知能犯係の高橋警部と袴田巡査部長はいつもと違う和装スタイルで温泉宿に、慰安旅行……とは残念ながら違って、世間を騒がしている詐欺事件の犯人を追っての潜入捜査。
高橋警部を演じる中谷さんは初演からで、袴田くんはキャラとしては初演から登場しているのですが演じる峯田くんは今回からのキャステイングです。
とは言え前回までの袴田くんと違和感なく、袴田くんでした。
今回も真面目で堅物な袴田くんです。
年齢が離れすぎている(重要)という無理がある中、高橋の強引な持込により兄弟(腹違い)として宿屋に滞在。
現れた女将は男?オカマ?とにかく怪しく妖しい人物で、本当に何回でもいうけど鹿島さんにこういう役は狡い、似合いすぎて貫禄すぎて綺麗よ!としか言えない(笑)
ともかく1週間の滞在をすることにして捜査を開始したものの宿屋には黒鉄吉兆という昭和の生き字引みたいな小説家が缶詰になっている以外に客はなし。
女将が怪しいと袴田は睨むのですが、自分が犯人なら自分の宿に形跡を残さないと高橋。
ROLの世界は2025年の原宿。
ウェアブルデバイスの発達した世界。
洋服に広告を表示して歩き、それに人々が注目、見られるコト(アイトラッキング)でアフィリエイト収入が入るそれは大流行。
ところがそのアフィリエイト収入が奪われる詐欺事件が多発、ハッキングをした犯人が唯一残したのが葛飾区の温泉宿からの痕跡。
LAWと冷泉の2人が運営する高橋や袴田の馴染みの広告探偵事務所に行くものの、こちらの方も手がかりなしでコーヒーをただ飲みして帰るだけ。
LAWを演じる君沢くんがいい感じに高橋というか中谷さんの扱いがざっつくて好きです。
LAWは初演時はROUさん(ちょっとややこしいと思っているコトは内緒)君沢LAWはVIRALから、冷泉の小南くんもVIRALからの探偵コンビです。
小南くんがお衣装のこともあって、はっきり言ってめっちゃ可愛かった(真顔)
あと、本当に顔がちっさい、可愛い、可愛い、可愛いのてんこ盛り
怪しい人間が見つからないまま3日が過ぎたら怪しい人がもりっと登場。
のんびりお風呂に入り、ネットで麻雀対戦をしようとしていた高橋がWi-Fiが重いことに気が付いて袴田にエッチな動画でも見てるんじゃぁ?と、疑いの目。
からの暗転!
ROLの暗転におけるお約束!!(そうなの?)
電気が消えたら!!
内務省保安部のエージェント・プログラム佐々木の登場!!
とっても歌舞伎な登場の佐々木、前回の憲兵服と違って露出が一杯目の保養
前回の佐々木と雰囲気が違うと戸惑う高橋達、この佐々木は葛飾管轄の佐々木、ということで衣装も違う。
「弓使いみたいな格好」が言い得て妙。
露出が多い佐々木の腕や脇腹をじっくり眺める高橋、からの佐々木の「的にしてやろうか!」が好きです。
あとドスの利いた声での「射抜いてやろうか」も好き
エージェント・プログラムである佐々木の視覚的メタファはマスターすなわち内務大臣の意向らしい、大臣ありがとうございます!!(内務省に消される)
一般市民からの通報で温泉宿の一室にしけこんで居る怪しい2人組を捜査にきたという佐々木に葛飾管内の所轄には連絡済みだったんじゃぁ?と高橋を睨む袴田。
ちゃんと根回しできていなかった様子、佐々木が合法的な手段による捜査だと確認したものの2人の正体は通報した一般市民(宿屋の オカマ 女将)には内緒と言われてきょどる佐々木。
エージェント・プログラムは基本的に、嘘をつか内務省でした。
めっちゃきょどりまくったまま、最後は知らんとばかりに退場、さすが佐々木。
ともあれ、誤解は解けて新たな誤解を(主に高橋によって)産んだところで、新たな人物が登場、VIRALでテロリストとして登場し、現在は収監されているウルマノフのファン雅流太。
そして彼、通称ガルちゃんが一緒に連れてきたのはLAWの探偵事務所とバイトの掛け持ちをしている顔馴染みのマコトちゃん、自分たちの正体を知っている彼女に本当のコトをバラされたらやばい!と、なんとか強引かつ強引に話を切り替える高橋と袴田。
ウルマノフ、略してウル様のファンである彼らは自らをアンダーグラウンドアーミーと称して活動しており、高橋たちはそんなテロリストの崇拝者、と見るのですがDJイベントはオタクイベントでありオタクには鉄の掟があるのです!!と、力説のガルちゃん。
オタクの鉄の掟、徹夜は禁止は本当に大事、みんな始発組になるんだ!ガルちゃんを見習え!
あと、人として風呂には入れ……これは割とガチで
女将の意見もあってとにかく様子を見ようと、会場を下見に行くガルちゃんやマコトについて行く袴田。
高橋も出かけるのですが、そんな彼らを実は監視していた内務省。
内務省のティターン級演算モジュール、スーパーコンピュータの中で始まる佐々木会議。
原宿管轄の佐々木がα・β・γ、今回葛飾区管轄の佐々木は甲・乙・丙。
佐々木はプログラム人格で群体ツール、つまり無数に存在して全佐々木が情報を共有、一つのプログラムが消滅しても別のプログラムが即時に起動するのです。
なのでモジュール内で意見を交換、情報を共有するのも佐々木のみ。
演じる佐藤さんがVIRALの時から大変そう、いやその前のイベントの時からか(笑)
1本のマイクで微妙に位置を変えながら佐々木会議、彼らのマスターである内務大臣がなにやらシナリオを書いている様子、佐々木たちはそのシナリオが滞りなく動くように不確定要素を監視しつつ動いているようで、シナリオは第2幕へと移行します。
何故か女将たちを手伝うことになった袴田はそこに現れた吉兆を担当する編集部の若者に目をつける、吉兆自身がコンピュータに疎くともその編集担当者なら扱えるのでは?と、思いつつもどこかで見たことのある彼の雰囲気に首をかしげる。
ああいうのがタイプらしい女将、袴田くんはそうじゃないらしいです(笑)
高橋は宿を出て立ち食い蕎麦屋へと向かうと、そこで情報屋の鶏天のケンから盗られた巨額の広告費は彼の国へ流れているという情報を得て宿屋へ。
このシーン見ているとお蕎麦が食べたくなります、あと鶏天、好き
夕方、袴田の報告を聞く中で向かい側、吉兆の部屋から将棋を指す音が、つまり今は執筆中ではない、話が聞けるかも!!と、まずは部屋を間違えたフリで襖を開けようと高橋警部。
袴田が廊下で女将を見張っている間にガラリと襖を開けてみれば中には吉兆はおらず、子供が将棋をしていたと報告しているところに件の子供が登場。
いやに大人びた口調で話す彼は高橋達が警察官であることも知っている様子、しかも名乗った正体は内務大臣。
高橋はそれなら私は大統領だと笑う中、管理者権限でエージェント・プログラムを呼び出せば現れる佐々木。
高橋たちには尊大な態度の佐々木が「遅いですよ!!」と言われ、申し訳ありませんと傅く従順な姿に真っ青。
内務省のエージェント・プログラムがマスターと傅くとすればそれは内務大臣のみ。
警察組織を管轄するのが内務省、その内務省直轄のエージェント・プログラムである佐々木は警察組織よりも立場が上なので、警察官である高橋たちに尊大なのです
子供姿の内務大臣に驚く高橋達ですが事件は会議室ではなく宿屋で起こっていた模様。
「控えおろう!!この方をどなたと心得る!!」って佐々木がめっちゃ格さんだったし印籠を出しそうな勢い、もう1人ぐらい佐々木出現で助さんして欲しかった(無茶振りが過ぎる)
そして観劇されていた多くのお若いお嬢様方に「水戸黄門」はまだまだ通じると信じたい。
一方でLAWの探偵事務所には冷泉の兄嗣彦が黒鉄吉兆の原稿を持って訪れ、預かって欲しいと依頼してくる。
黒鉄吉兆が執筆していた原稿は『昭和の闇』と言われる大物フィクサー。
裏から日本の政権を牛耳り操ってきたと言われる内務大臣「村雨権十郎」に対する秘密の暴露であり、そのために内務省に消された(と、思う)と主張。
自分からの連絡が途絶えたら公表して欲しいと頼むのに、LAWは公表したら冷泉やマコトにも危険が及ぶ可能性があるだろう!と、超!男気爆発で断るのですが、依頼料が吉兆の印税の10%、発行部数が増えれば倍々ゲームと冷泉兄にそう言われて、引き受ける。
印税で僕らを売った!?と、ショックの冷泉ですがその横で兄とLAWが いちゃいちゃ 仲良くしている様子にイライラ。
小さい頃から兄が自分の友達と仲良くしていると嫉妬していたらしいのだが、どちらにだ?
冷泉一彦可愛すぎかよ問題を佐々木と小一時間ぐらい会議したい……。
代わりにマスター可愛すぎかよ問題を聞いてあげるから、10分ぐらい(え?)
原稿を預けてお兄さんは事務所を出ていくわけですが、やはり心配だと冷泉は兄を探したいと申し出るとLAWも、AIでしかない自分にはわからないが兄弟愛に感動した!と、2人で温泉へ。
佐々木と同じプログラミング人格のLAWは表を出歩けないので着る広告状態で冷泉の洋服に表示されていく、これ、前回もあったのですがどう考えても頭に浮かぶのが「D根性ガEル」でこう、なんというか、どっこい生きてる洋服の中……げふがふ
宿の受付での女将とLAWのやりとりとその間に挟まれて困る冷泉、めっちゃ好き。
「お姉さん」と軽くLAWが言っちゃったからさぁ大変、女将の変なスイッチが入った(笑)
奥さん、お〜くさんと呼びかけ続けるLAWとああんと 悪いもん食べた おかしなスイッチが入りっぱなしの女将、だから鹿島さんにこういうのヤバイって(笑)面白過ぎる。
でもLAWは洋服に映し出されているだけなので、実体はなく「冷ちゃんって呼んで」と何故か冷泉にとばっちり。
抱きしめろよ!と追い込まれて女将に近く冷泉からの中の人(小南くん)弄られタイム(笑)
初日、小南くん遅刻したようでめっちゃそこをいじられていました、可愛い。
そしてお昼はカレー食べて追加注文でお蕎麦食べて残したらしい、このシーンめっちゃ色々暴露されていて、かわいそ可愛い
千穐楽では無事に(?)女将を抱きしめるコトが出来ましたが、その抱き心地を謎かけで答えろとやっぱり無茶振り。
小南くんには是非とも強い子に育って頂きたい
こうして、宿屋に着いてみれば冷泉の兄はもちろん吉兆もおらず、廊下には馴染みの高橋達と佐々木、そして佐々木を従えた 子供店長 尊大な態度の子供。
子供子供と連呼されてヒステリーを起こす子供に「あんみつを買ってあげます」って優しい佐々木(笑)
千穐楽であんみつ買ってあげますって言われて( ー̀дー́ )و ガッツポーズの上司可愛い。
からかった皆さんは佐々木にあとで「ボッコボコに」されます、モンペ佐々木爆誕。
内務省主従可愛い
佐々木がマスターと呼ぶ目の前の少年が村雨権十郎本人だと告げられて驚くものの、吉兆がその秘密を告発する原稿を書いていたコトで消したのかと詰め寄るLAWですが、内務省は関与していないと否定。
吉兆は村雨が最先端の医療技術で新しい体を手に入れて若返り生き延びていたコトをネタに強請って来たのですが、村雨が面会に指定された宿に来た時にはもぬけの殻。
まさか本当に呼び出しに応じるとは思わず逃げたのだろうと言うのが村雨の言い分。
では宿に入ったはずの冷泉の兄は何処に?葛飾区を管轄する佐々木が監視カメラを確認した結果、宿を出て誰かに会っていることが判明。
それが黒鉄吉兆の情報提供者だろうと村雨。
お兄さんは宿に吉兆の原稿を取りに来て吉兆の部屋にいるのが内務大臣本人とエージェント・プログラムだと知って慌てて連絡をして来た情報提供者鶏天のケンの元へ。
実はここの時系列が割と私の中でごっちゃになっていて、冷泉兄がどのタイミングで事務所に原稿を預けたのかが良く解っていません←ばか
それはともかく、ともかく!
冷泉兄と黒鉄吉兆は居ないが、代わりに内務大臣、エージェント・プログラム佐々木が居る状況で現れるガルちゃんたち、ごめん、ちょっと忘れていた!(おい)
ウルマノフのミラー広告を表示しているガルちゃんに目をつける佐々木ですが、速攻で高橋と袴田の正体をバラして彼の関与の有無を問いただす(笑)
詐欺事件に関してガルちゃんたちアンダーグラウンドアーミーは関与していませんと言い切る高橋に論拠も訪ねた上で、とりあえず不問。
しかもLAWはDJイベントも含めて祭りはするべきだと主張。
女将がなんで?なんで?と聞く中で不意に高橋警部が前に、なぜか「F畑任3郎」調で挑戦状、なぜお祭りはした方がいいのか?解決編はこの後すぐ。
で、めっちゃ「F畑任3郎」なマッピングで高橋圭吾って出て、ここ4回ともめっちゃ笑うし、この時舞台上で客席に背を向けている君沢くんがちらちらと中谷さんを見て笑っているの好き。
女将の「なんで?なんで?」がめっちゃ可愛くて困る、女将が可愛いんだよ困る……。
鹿島さん可愛過ぎかよってなるし、なんで可愛く見えるんだよってなるし、でも本当に可愛くて困るから困る……。
お祭り開始、この舞台の何が好きって電脳戦が胸熱で毎回大好きです(笑)
お祭りで人が集まるとアフィリエイト収入も増える、これを犯人が見逃すはずがないというコトでお祭りは盛大に開催。
一時はアフィリエイトの方も思惑通りに上昇するのですが、急にダウン。
村雨は人はアルゴリズム通りには動かないと政界を牛耳って来た政治家らしい発言。
収入が減れば詐欺師は現れない、作戦は失敗かとなりかけたところに響く
「ばっきゃろー!!!」
女将キタコレ!
「知らざぁ言って聞かせやしょう!」って、弁天小僧かい!!弁天小僧だった(笑)
まさかの『弁天娘女男白浪』の菊之助の名乗りに出会うとはです(笑)
もう少し男っぽくても良かったかな?とも思ったのですが、セリフの〆が「私のコトさぁ!」だから、可愛くていいのか、弁天小僧は確実に「俺がコトだぁ!」って名乗るもんな、私のままの女将はあの可愛さでOKだわ……と、1人納得した次第。
弁天小僧はこれもいわば詐欺のお話、仲間と組んで綺麗なお嬢様に化けた弁天小僧とお伴の侍に化けた仲間がお金を騙し取ろうとして、正体がお嬢様でもなくしかも男とばれたところで開き直って名乗るのです。
お淑やかなお嬢様からがらっぱちな男になって凄んで名乗るのが一つの見せ場なのです。
なので、男っぽくてもってなったのですが女将は最後まで女将で良かった可愛い ( ˘ω˘)゛
女将の名乗りで一挙に盛り上がったところで客席もみんなで手拍子ちゃっちゃっちゃ〜〜
舞台上の佐々木や、村雨、みんなも降りて来て煽る煽る、煽られる煽られる。
こう言うノリの時は乗らなきゃそんそんな人なので頑張って腕を振り上げてまりました。
やがて、広告費を送金する不正プログラムを佐々木が検出。
それを受けて「エージェントプログラムを展開」って村雨が言うのカッコいいしそれで佐々木が動くのカッコいいし、とりあえず佐々木がかっこいい(崩壊する語彙力)
内務大臣の言葉で全佐々木が動いているのかと思うと胸熱です、前回までは承認を確認している佐々木だけだったけど、今回はその最高権限を持っている方も登場ですもんねー
佐々木の相手のプログラム無効化までのカウント、ただ「3・2・1!」って言っているだけなのに、グッて拳で何かを握る潰すようにするのかっこいい。
LAWに「出来るな葛飾の佐々木ぃ!!」言われて「私を誰だと思っている!!」って返すのめっちゃ胸熱。
LAWと佐々木はLAWと冷泉のコンビとはまた違う意味でいいコンビだよなと思うわけです。
ただ、今回はプログラムが敵ではなく、ハッカーである詐欺師が相手、人間を捕まえるわけで佐々木の必殺技(その言い方どうよ?)「人格崩壊プログラム」がなかったのが寂しかった……
好きなのに、あれ。
ともかくシステムの崩壊に伴い姿を現したのは鶏天のケン、高橋の「袴田ぁ!確保ぉぉ!」で無事に犯人逮捕。
一件落着です。
鶏天のケンは実はかの国の人間、まさかCIAじゃないだろうな?と言う袴田に貴方も陰謀説がお好きですか?と言いつつ逮捕されて退場。
戻ったお金は詐欺被害にあったクリエイター達に再分配して欲しいと言うLAWの言葉を村雨は快諾。
もう一つのお願い、冷泉の兄の行方を探して欲しいと言うのも聞いて、冷泉兄と黒鉄吉兆も無事に発見。
吉兆は村雨との面会を申し込んだものの、まさか本当にそれが叶うとは思っておらず、直前で逃げ出すと、情報源であった鶏天のケンに頼んでフィリピンにあるセーフハウスに。
内務省に吉兆は消されたと思い込んだ冷泉兄も鶏天のケンと接触してそこへ。
無事に兄も戻り、冷泉も一安心。
そして内務省、将棋は下手でも謀略は得意な内務大臣は何の足跡も残さないハッカーに対して偽の証拠をでっち上げて、誘い込む。
鶏天のケンはつまりは自分が全く犯していないミスを確認する為に現れて捕まったと。
さすがは昭和の闇、子供店長……(違う)
内務省のお手柄、と言うことになってしまい納得出来ない袴田ですが自分たちは所詮下っ端と高橋、さぁ帰ろうとしたところに女将が登場。
撤収作業を終えたガルちゃんとマコトも居なくなり。
2日間とも1回目と2回目でEDが異なります。
1回目は両方とも、高橋が広げちゃった余計な設定、実は役者を女将が信じたままと言うもので「私の目は節穴じゃないのよ」に袴田の「めっちゃ節穴」と言うツッコミが冴えます。
もう一つは袴田が女将を疑う最大要因、着る広告を直接肌に投影していると言ところからの、実は女将こそが『着る広告』の開発者と言うのも。
袴田はそれを主張もしない女将に驚くのですが、高橋は人の幸せは人それぞれということだろうと、ここら辺、ベテラン中年高橋と若い袴田との違いが大きく現れていて、袴田、お前、まだまだ若いな……っていう感じが良かったです。
こうして終幕。
終わってしまえば鶏天とイカリング(フライ)が食べたくなったとかならなかったとか。
サイバーパンクで和装、昭和の香りも残しつつ近未来なお話なのでした。
さてさて。
舞台を拝見する楽しみは勿論大好きな演者様のお姿を拝見しお芝居を観るコトが出来るコト、なのですがそれ以外に今まで知らなかった演者様を拝見するコトが出来る楽しみがあります。
まぁ、それで良いなこの人って思ったら最後、観る舞台が増えて行ってうれしい悲鳴を上げるコトになるわけですが……。
今回初めて拝見した演者さんで気になったのは冷泉嗣彦を演じられたYU-TAくん、この方を存じ上げなかったのですが舞台に出られた瞬間にパッと華やぐ雰囲気をお持ちの方でした。
同じ場面に入ることが多かったのが君沢さんと小南くんなのですが、このお2人に負けないぐらいの華やかオーラでした。
舞台自体が今回初めてとは思えない堂々っぷり。
あと、個人的に彼のファンの方は可愛らしいイメージ、彼が登場した瞬間すっと自分が一番見やすい体制になったり、胸の前で手を握ったり。
これを彼が出てくるたびに繰り返す(笑)
「ああ、YU-TAくんのファンの方なんだなぁ」と、大変微笑ましい気持ちになっておりました。
だからと言って他の出演者様しかいないときは態度が悪いとか舞台を観ないとかではなくて、本当に彼が登場した瞬間に乙女になるの、すごく良いファンの方々だなとほっこり。
あと、2日目の昼公演、私の座席の近くに大変顔面偏差値の高いお兄さんが3人ほどいらしたのですが、どなたかの関係者さんだったのかしらん?
席に座って「舞台のあらすじ読まないと」って入り口でもらったフライヤーをちゃんと読んで「面白そう」ってもう、その言葉と姿勢だけでありがとうござますってなった。
ROLの観劇が初めての方々の男性陣のようだったのでお身内か関係者かなと勝手に思ったわけですが、舞台観劇で遭遇する関係者ですって感じの方々、観劇態度の悪い人が多いイメージだったのでこれは本当に嬉しかった ( ˘ω˘)゛
座席がもっと近かったら、一杯いどうすかお兄さん達!ってナンパする所だった(やめろ)
そんなこんなで今回の落陽散花も大変楽しい舞台でした。
そして来年には本編(?)VIRALに続く物語が始動、クラウドのウォーミングアップはじめておこうと思います(真顔)