さて、いよいよ我が人生で最後になるやも知れぬ作品作りに着手。
作品というのは恐竜の復元模型。
moai氏の友人であり月一食事会のメンバーであるお茶屋が共通の友人である大工が
亡くなった時に「よお、恐竜を作ってくれよ。期限は俺かお前が死ぬ前って事で」と
葬儀場でmoai氏にリクエストしてきた。
このお茶屋には以前から数体の復元模型とかなりな数の絵をプレゼントしているのだが
その全てを一室に収めて保存してくれている。
・・・そう、moai氏のファンなのである。
葬儀の日以来、数多い恐竜の中でどれを作りたいかと自問自答してきて、やっと決めたのが
アロサウルスフラギリス。
復元模型の中で最も多く作ってきたのはティラノサウルスだが、作るきっかけとなったのが
このアロサウルスだったのだ。
もう40年くらい前に文芸春秋の特集ムックを読んでいるとシカゴの自然史博物館(?)に
展示されていた、アロサウルスが自ら屠った草食竜の脇に立っているジオラマの写真が
掲載されていて、それこそ「おっきなトカゲ」と言った恐竜の表現に魂を奪われた。
なにしろ古い復元なのでアロサウルスはいわゆる「ゴジラスタイル」で立っているのだが
あれを再現してみようと石粉粘土を買い求めて試行錯誤の末にようやく一体を作り上げた。
記念すべきアロサウルスをお茶屋に持って行って見せると、奴め急に「俺に売ってくれ!」
と叫んでその場で1万円を渡してきた。
もちろん、「お、悪いな」と受け取ったがそれだけじゃ申し訳ないから何枚も復元画を
描いてあげたり、トリケラトプスやカマラサウルスの模型も作ってやったり・・それが
「三河屋moai氏恐竜館」のはじまり 笑
「作ってくれたら十万円で買う」と言ってくれているのだが・・・タダでプレゼントしようか
言うがままの金額を受け取ろうか、さてどうしよっかな〜♪