それは先週末のよく晴れた日のことだった。

ぼくは街外れの図書館まで歩くと一息つけようと中に入った。

館内の案内にしたがって外国文学・文庫の棚の前に進んだ。

ぎっしりと書棚を埋める文庫のタイトルをつらつら眺めていくと

そこにはあたかも約束されていたかのように一冊の本があった。

 

スティーブン・バクスター 『タイム・シップ』(新版)

 

それは分厚い一冊の文庫であった。

元は上下巻の2冊であったものが(新版)として一冊にまとめられたらしい。

ざっと700頁あった。

うへえ

ぼくは物怖じしながらもその一冊を手に取ると窓際の席に静かに座りおもむろに読み始めた。

文庫の活字は細かくぼくの目にはとても厳しい。

ラノベと違いエロかわいい挿絵など一切なかった。

記述は朝の目覚めに始まり昨日の回想、

どうやら主人公の「ぼく」は旅から帰ったばかりのようだ。が

後悔の念にとらわれていて最小限の準備と支度をしたらまた出発するようだ。

朝食に何を食べたとか正直どうでもいい。

その情報は要るのか? 

後の回収が無かったら承知しねえぞこんちくしょう

などと思いながらも口には出さなかった。

ここは図書館内なのだ。

やっとこさ旅の出発までプロローグの終わりが見えた。

30/700を読み終えた。

今日はこのくらいで勘弁してやる。

心の中でそうつぶやくとぼくはすくっと立ち上がり踵を返した。 なんちて

 

 

小説を読み始めると文体が影響を受けてしまっていけません。

次行ったらまた読み進めることができるでしょうか?

挫折の方が先にきそうです。

 

外に出ると日差しが眩しい。

すずめの番(つがい)が巣材をくわえてキャッキャウフフしてました。

すっかり春ですのう。

 

スイセン

 

 

葉牡丹

 

アーモンド だそうです。

名札が付いていなければわかりませんでした。

蜂がいました。受粉が成功したら実がなりますかどうか。

 

ビオラ

 

 

ムスカリ

 

寒緋桜

 

富士山

 

ツグミ かしらん。

パッと見、ムクドリに似てるのですがオレンジのブーツを履いておらず。