気象庁が現在、発表している情報

 

南海トラフ地震に関連する情報

 
令和5年02月07日
気象庁地震火山部

 第64回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第442回地震防災対策強化地域判定会で、南海トラフ周辺の地殻活動を評価しました。

** 本文 **
 本日(2月7日)開催した第64回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第442回地震防災対策強化地域判定会で評価した、南海トラフ周辺の地殻活動の調査結果は以下のとおりです。

 現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と

比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、

「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、

昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年が経過していることから

切迫性の高い状態です。


南海トラフプレート に対する画像結果
1.地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
 南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。
(ゆっくりすべりに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする特に目立った深部低周波地震(微動)は

ありませんでした。
南海トラフプレート に対する画像結果
2.地殻変動の観測状況
(ゆっくりすべりに関係する現象)
 GNSS観測によると、2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは

 異なる地殻変動が観測されています。
(長期的な地殻変動)
 GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では

 長期的な沈降傾向が継続しています。

3.地殻活動の評価
(ゆっくりすべりに関係する現象)
2019年春頃からの四国中部の地殻変動は、

四国中部周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくりすべりに

起因するものと推定しています。
 この長期的ゆっくりすべりは、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
(長期的な地殻変動)
御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向は

フィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、傾向に大きな変化はありません。


観測結果を総合的に判断すると

南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。

監視領域とプレート境界
情報名に付記するキーワード:
○「調査中」 下記のいずれかにより臨時に「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催する場合
・監視領域内※1でマグニチュード6.8以上の地震※2が発生
・1カ所以上のひずみ計での有意な変化と共に、他の複数の観測点でもそれに関係すると思われる変化が観測され、想定震源域内のプレート境界で通常と異なるゆっくりすべりが発生している可能性がある場合など、ひずみ計で南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる変化を観測
・その他、想定震源域内のプレート境界の固着状態の変化を示す可能性のある現象が観測される等、南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる現象を観測
○「巨大地震警戒」 想定震源域内のプレート境界において、モーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した場合
○「巨大地震注意」
・監視領域内※1において、モーメントマグニチュード7.0以上の地震※2が発生したと評価した場合(巨大地震警戒に該当する場合は除く)
・想定震源域内のプレート境界において、通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合
○「調査終了」 (巨大地震警戒)、(巨大地震注意)のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合
※1 南海トラフの想定震源域及び想定震源域の海溝軸外側50km程度までの範囲
※2 太平洋プレートの沈み込みに伴う震源が深い地震は除く

【南海トラフ地震関連解説情報】
情報発表条件:
○観測された異常な現象の調査結果を発表した後の状況の推移等を発表する場合
○「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の定例会合における調査結果を発表する場合(ただし南海トラフ地震臨時情報を発表する場合を除く)
※すでに必要な防災対応がとられている際は、調査を開始した旨や調査結果を南海トラフ地震関連解説情報で発表する場合があります。

※最新の情報及びこれまでに発表した情報(過去1ヶ月程度)は、地震情報からご確認いただけます。
 また、掲載のタイミングは前後する場合があります。

 

  地震発生の仕組み

地震が起こるのは何故か。

 

地震は地下で起きる岩盤の「ずれ」により発生する現象です。
では、なぜこのような現象が起き るのでしょうか。

硬い物に何らかの力がかかり、それに耐えられなくなると、ひびが入ります。

地 下でも同じように、岩盤に力がかかっており、

それに耐えられなくなったときに地震が起こる(岩 盤がずれる)のです。

 

では、どうして地下に力がかかっているのでしょうか。

これは、「プレートテクトニクス」という説 で説明されます。

 

地球は、中心から、核(内核、外核)、

マントル(下部マントル、上部マントル)、

地殻という層構造に なっていると考えられています。

 

このうち「地殻」と上部マントルの地殻に近いところは

硬い板状の 岩盤となっており、これを「プレート」と呼びます。

地球の表面は十数枚のプレートに覆われています。

地球内部の模式図

プレートは、地球内部で対流しているマントルの上に乗っています。

そのため、プレートはごく わずかですが、少しずつ動いています。

そして、プレートどうしがぶつかったり、すれ違ったり、 片方のプレートがもう一方のプレートの下に沈み込んだりしています。

この、プレートどうしがぶ つかっている付近では強い力が働きます。

この力により地震が発生するのです。 

 

プレート運動の模式図

 

。。。地震の起こる場所 -プレート境界とプレート内。。。

世界の主なプレートと地震分布

 

世界中の地震の発生場所を見ると、

地震が発生する場所と発 生していない場所がはっきりと分かれます。

地震が沢山発生し ている場所が別々のプレートどうしが接しているところ

(プレー ト境界)と考えられているところです。 

 

ただし、全ての地震がプレート境界で発生しているわけでは ありません。

ハワイや中国内陸部で発生している地震のように 

プレート内部で発生する地震もあります。

 

 

 

 

 

 

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