毎年8月15日の終戦記念日の前後で放映されるアニメの火垂るの墓。
作家の野坂昭如氏の自伝を小説化しアニメ化されましたが、氏の妹とされる
小説での節子切ない死とともに、戦争の恐ろしさを訴える物語です。
実際には小説の兄のようには妹には接してはいなかったともいわれており、
後日、あのようにやさしくしてやればよかったという自戒を込めた小説だとも
いわれています。
いずれにしてもその野坂の体験談とされる現場は、東灘の御影や西宮
ということで、現在の満池谷というところにあるニテコ池のホタルが描かれ
、その昆虫のホタルの光と、空襲によって落ちてくる焼夷弾の火を「火垂る」
として重ね合わせたタイトルになっています。
そのニテコ池の近くには阪神淡路大震災を記念した公園がありますが、
その公園に「火垂るの墓記念碑」を作ろうという運動が広がり、今日お披露
目式がありました。
本来なら、来賓なども呼んで華々しくやる予定でしたが、コロナウイルス
の影響がまだ残っているということもあり、建立にかかわった人たちなどの
一部の人たちだけで今日の13時から除幕式が行われました。
ということで夕方行って写真を撮ってきましたので紹介しておきます。
左に咲いてるオレンジの花は、この近くの甲陽園にあるアンネのバラ公園
の花を植えたものです。
