歩くスピードが遅い高齢者は高齢化が進んでいるとよく言われますが、中年でも歩行速度が老化の進行と関連している、と米国の研究グループが発表しました。グループは過去に行われた疫学研究のデータを使い、1972、73年生まれのニュージーランド人男女904人について、45歳時の歩行速度と老化の進み具合との関連を調べました。その結果、歩行速度が遅い人は、MRI検査で脳の体積や表面積が減少、血圧や呼吸機能、歯の状態など19項目でも早い人と比べて老化の加速が確認されたとの事。さらに顔年齢の評価でも、歩行速度が遅い人は速い人より老けて見えることが明らかになったそうです。