7月4日から始まった参議院選挙。安倍首相はこの選挙戦では憲法改正を争点にすると声高に言っています。なぜここまで憲法9条改正(悪)にこだわるのか。今月の神戸新聞コラム記事「政流考」の「かすむ改憲論の本質」という記事にその答えが載っていましたので、私なりにそれを理解した概要を紹介します、国連憲章では自国が攻撃を受けた時には自衛の権利を認めている。自衛隊はそういう位置づけで、自民党は必要最小限度の戦力と国会で言い続けてきた。しかし、国連憲章は集団的自衛権を認めていない。日本が攻撃も受けていないのに自衛隊が海外で武力行使ができる安保法制は、国際的に認められない。だから安保法制という法律だけでなく、憲法にそのことを明記することによって、国際的には認められないけれども、「日本の最高法規である憲法で認めている」と、自衛隊の海外での武力行使にお墨付きを与えるもの。その狙いは選挙で潰さねば。