先日は金沢でJBCが行われましたが、今朝は本場アメリカのブリーダーズカップが行われ、日本から出走したラヴズオンリーユーマルシュロレーヌが見事勝利しました!
ラヴズはG1馬ですし、ドバイや香港でも好走してましたから、レベルの低いアメリカの芝なら勝っても驚けませんが、マルシュロレーヌはダート競馬の本場ですからね。これは快挙です鞍上もOマーフィー騎手は日本でもおなじみですが、道中後方から早めに捲って、4角先頭の競馬。最後はハナ差の際どい判定でしたが、あれで負けてたら批判は免れないだけに、紙一重の神騎乗と言えるでしょう。あれを日本人騎手ができるかといえば、どうでしょうか?いくら直線の短い競馬場とはいえ、かなり前から仕掛けていきましたからね。実際、矢作師もレース後の現地インタビューで「仕掛けは早かった」と答えてましたから。
それにしても、マルシュロレーヌはラヴズの帯同馬と言われ、日本でも発売のないレースに出走し、実際人気もなかったわけですが、それで見事勝利。日本と米国ではダートの質が違うと言われている中の勝利だけに、価値は高いし、いかに適性が大事、それを見抜くことが大事ということを証明してくれましたね
この馬は芝でも3勝していますし、日米のダート勝利ですからオールラウンダーと言って良いでしょうね。しかも5歳牝馬ですから、来春には引退は既定路線ですから、出資者の方は今から募集されるのが楽しみでしょう。おめでとうございます!思えば祖母キョウエイマーチもダート走ってましたよね。

さて、この馬も暮れの香港に登録しているとはいえ、その舞台には程遠く、しがらきで調整中。ダイアトニックの近況です!

11/5
ダイアトニック[父 ロードカナロア : 母 トゥハーモニー]
在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~17秒、トレッドミル
次走予定:未定

調教主任「この中間は周回コースでの運動に加えて、週3回坂路でハロン15秒のペースで登坂しています。ペースアップ後はコンスタントに時計を出すことが出来ているように、トモの感じは問題ないですし、体も締まってメリハリが出て来ましたね。今後も焦らず馬の状態に合わせながら、負荷を強めていければと思っています。馬体重は522kgです」

10/29
ダイアトニック[父 ロードカナロア : 母 トゥハーモニー]
在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~17秒、トレッドミル
次走予定:未定

調教主任「この中間も同様のメニューで乗り運動を続けていますが、トモに疲れが出ることもなく、順調に進められていますよ。緩んだ体も徐々に締まってきましたし、この調子で焦らずに時間を掛けていけば中身だけではなく、動きの方も自然と良くなってきそうですね。馬体重は523kgです」

10/22
ダイアトニック[父 ロードカナロア : 母 トゥハーモニー]
在厩場所:滋賀県・ノーザンファームしがらき
調教内容:周回コースでキャンター、坂路コースでハロン15~17秒、トレッドミル
次走予定:未定

調教主任「負荷を強めた後も順調に進められていることから、この中間は週4回坂路でハロン15秒の調教を行っています。右トモの状態には注意しながら進めていますが、運動後も良い意味で変わりありません。この調子で時計を出さない日は周回コースで長めに乗るなどして、緩んだ体を引き締めていければと思っています。馬体重は517kgです」


引き続き、トモに気をつけながら調整していますが、特に悪くなることなく、徐々に調子が上向いてきていますとはいえ、まだ具体的な予定が出てきているわけでなく、帰厩するのにももう少し掛かりそうな感じのコメントです前回、年内の復帰か?と予想しましたが、今の調子だともう少し先になりそうです
先日、同厩舎のレッドルゼルがJBCスプリントを制しましたので、厩舎の雰囲気は良いでしょうし、同じカナロア産駒として、ダイアトニックにはもう一度輝きを取り戻してほしいと思っています!

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来春の高松宮記念を目指して