終わりそうにない漫画を考える その2【終わらないままで終わってしまうたった1つの理由は】 | 薩長同盟ドンマイ伊藤の「10分で書くブログ誤字上等」

終わりそうにない漫画を考える その2【終わらないままで終わってしまうたった1つの理由は】

前回のブログで書かせていただきましたが

昔の漫画は打ち切りであっても最終回までは描かれており

コミックス最終巻も発売されることがほとんどだったと思います。

 

しかし最近は終わらないままに終わってしまう漫画が多くなってきたように思いますし、

おそらく気のせいではないでしょう。

 

今回は漫画の連載が終わらないままに漫画が終わってしまう

理由は何なのかを考えてみました。

 

しかしその理由は1つしかないです。

なぜならばどんなトラブルがあっても

連載漫画が終わらないまま終わることはほとんどないからです

 

例えば雑誌の休刊、廃刊などがあると掲載されている漫画はほとんどの場合に突然の

終わりを迎えてしまいます

いまならばweb連載に移行して完結まで続くことも多くなってきていると思いますが

紙媒体しかない時代には終わってしまっていました。

しかしそれでも雑誌の最終号にはとりあえず完結させるようには

なっていましたから終わらないまま終わってしまうという事態は少なかったと思います。

 

それでは終らないまま終わってしまうたった1つの理由は何なのかと言いますと

みなさんももう知っていると思いますがこちらになります

 

作者の体調

 

作者が体調を壊して書けなくなってしまい曖昧なままで連載が止まってしまい

そのまま再開されないというケーズは多くなっている気がします。

この場合は体調とは身体の調子だけではなくメンタルについても同様です。

 

いまは昔のような無茶な徹夜をさせる出版社は減ってきていると思います

なぜならば短期的な利益のために作者を壊してしまうと連載が終わり

その後に出てくる利益がなくなります。

さらに厳しいという評判が出てしまうとその出版社に作品を持ち込むのは止めようと

思う新人が多くなって新しい戦力は出てこなくなり将来的にマズくなるからです

 

しかし無茶をしなくなってきているとしても漫画を作る作業は過酷です

長時間の同じ姿勢を取ることによる腰痛や肩こりなどは職業病です

眼精疲労も出てくるでしょう

 

その結果身体を壊して書けなくなってしまい急に終わってしまう作品が

増えてきたのではないかと思います。

 

そして漫画家の人が壊してしまうのは体調だけではありません。

メンタルも壊してしまう方が多数おります

 

締め切りのプレッシャー

アンケート人気の増減

単行本の売り上げ

 

それらが合わせてやってくる打ち切りへのプレッシャー

それを毎週のように浴びていたら強い人でも壊れてしまう事は

当たり前のようにあると思います。

その結果終わらないまま終わってしまう漫画が出てくるのでしょう

 

そして終わらないまま終わってしまう理由がもう1つあります。

 

それは作者の死亡です

 

長期連載されている漫画の場合は作者もどんどん高齢になっていきます。

その結果として連載を最後まで終えることなく残念ながら亡くなってしまう

先生も多いです。

 

そして残念ながらまだまだお若いのに作品を終わらせることなく

無念を抱いて亡くなってしまった方もたくさんおります。

 

漫画という作品が基本的には漫画家1人で作るものでありので

【原作者の方もいらっしゃる場合もあります】

その1人がいなくなってしまうとどうしようもなくなるのです。

 

しかしそのリスクは織り込んで

漫画は作られ、そして読まれていくものなのかもしれません。

 

次回は終わらないまま終わった漫画を

いくつか紹介させていただく予定です。