昨年の秋、Tree TopでアンガーマネジメントCafeを開催なさっておられるおいはらみーこさまと、他愛もない世間話をしておりました。
その流れで、ねぇねぇ、姫路の奥の安富町に、癒しの坑道があるん、知ってる?と言う話をいたしまして。
その話、サラはずいぶん前に聞いていたのでございます。
冨栖の里というその場所は、以前は鉱山だったようでございます。
その坑道から低線量のラドンが発生していて、生体調節機能を向上させる効果があるというのでございます。
サラもみーこさまも、特にどこかが悪いというわけではございませんが、そう言う話を聞くと、温泉で癒される感覚で行ってみたくなるのでございます。
というわけで、話はとんとん拍子に進み、10月15日(月)、探検がてら出かけることにいたしました。
安富町には何度か行ったことがございました。
6月には蛍の飛び交う静かな町でございます。
冨栖の里は、サラが行ったことのある町よりさらに山奥でございました。
ナビが示す先に、そんなものがあるとは思えないような細い山道を、ほんまかいな…と思いながら進んでいきますと、突然、駐車場が広がるのでございます。
お昼頃到着いたしました。
受付で、まず 問診シートに記入いたします。
更衣室には、専用の作務衣が用意されておりました。
しかしながら、この坑道で「温泉」に入るというわけではないのでございます。
とりあえず、着替えて、坑道へ向かう途中にあるレストランで、ランチにいたしました。
むぎとろ定食とかおそばとか…ちょっとヘルシーなイメージのあるメニューが並んでおりました。
こちらの鉱山では、かつて金が採掘されていたようでございます。
その坑道内に自然放射されるラドンを浴びると、免疫細胞が高まり、自然治癒力が強まると、注目されているのでございます。
坑道内のラドン濃度は、三朝温泉やオーストリアのバドガスタイン坑道と同じだと記されております。
これまでに、軽いところでは、慢性疲労、肩こり、日で、眼精疲労、物忘れ、うつ病や貧血から、アルツハイマー、パーキンソン、糖尿病、アトピー、各種ガンなどまで、難病と呼ばれる分野の患者さまたちからも、改善されたと体験談が寄せられておりました。
それほど不調があるわけではございませんでしたが、とにかくの好奇心…で、坑道に入ってまいりますと、薄暗い中にミストがかかり、皆さま、静かに過ごしておいででございました。
一般には、1時間ほど入って、休憩して、また入るというスタイルだそうでございますが、程よいところを見つけて、ゴロンと横になりますと、サラはそのまま寝てしまいまして…
気がつけば、辺りには、一緒に入ったみーこさましか見当たらず…
「もう、そろそろ出なあかんよぉ~」とミーコさまがおっしゃるのでございます。
坑道内の時計は、4:00を過ぎておりました。
ああ、そういえば、受付のレディは、17時に帰りたいから、それまでに…と言っておられました。
坑道内は、約30℃で、ミストによって湿度があげられております。
湿度がある方が、ラドンを吸収しやすいのだとか…
別に汗をかくほどではなかったのでございますが、中には、そういう方もいらっしゃるので、作務衣に着替えるのでございます。
で、慌てて、お風呂へ。
温泉ではございませんが、ちょっと大きめのお風呂でございました。
外へ出ますと、17時…
まだ、明るくはございましたが、なにしろ山奥なので、一種独特の空気が流れます。
17時には、帰りたいよね~…とスタッフさまのお気持ちをお察しいたしました。
姫路まで出て、お茶でございます。
まぁ、よくしゃべる事…
お店の閉店まで喋って、しょうがないので帰って差し上げました。
11月の遠足は、三木でございました。
三木と申しましても、行ってみましたら、ほぼ稲美町でございました。
こちらは、酵素風呂でございます。
指宿の砂風呂状態で、醗酵して熱を発するぬかに入るのでございます。
こちらの情報は、みーこさまからでございました。
お友だちから聞いたとのことで、探しながら行ったのでございます。
住所を入れて、ナビの示す通りに進んだのでございますが、何と申しますか、鉄工所…いや、リサイクル業者のもの置き場…そんな感じの場所に入り込んでいくのでございます。
ここも、ほんまかいな…でございました。
その中に、この看板が…
どうやら、こちらはもともとは農家さまだったようでございます。
どういういきさつでこうなったのかまで詳しくはわかりませんが、かなりの歴史があるようで、米ぬかを特殊な条件で発酵させて、有機遠赤外線の波動熱を生み出すことに成功なさったのだと伺います。
温泉とも違う、ストーブのような外的な熱で体を温めるのとも違う、波動熱は、身体の芯や骨まですぐに到達し、熱くは感じないのに、発汗して、長年、体内の奥に溜まっていた毒を搾りだして、体質を改善する効果があるのだそうでございます。
こちらにも、多くの改善報告が体験談として貯められており、リピーターも多くおられました。
中の様子は写せないので、ございませんが、茶褐色で無臭のフカフカしたぬかに、首まで埋めてもらうのでございます。
汚れてもいいパンツとシャワーキャップが必要でございます。
最初は30分のコースから始めるのだそうでございます。
10分ほどで、汗がじわっと吹き出してまいります。
30分たちますと、身体についたぬかは払わずに、ぬか山から出て、ブラシでおおむねのぬかを落とします。
それからシャワー…そして、更衣室へ…というコースでございます。
ここまで、2回の効果といたしましては…そもそもどこかが痛いとか悪いとかいうことがございませんでしたので、すご~く顕著な結果はご報告できませんが、なんとなく行った翌日は「やる気」がでたのでございます。
多分、身体が軽かったのだろうと思います。
あれも、これも…と普段は面倒に感じることを、やろうと思ったのでございます。
そんな期待もあって、12月17日は、淡路島へ行ってまいりました。
三木の酵素風呂のオーナーさまを師と仰ぎ、ノウハウを学んで、独自の方法でそれを発展させた方が、淡路でぬか天国を開いておられるのでございます。
この日は、みーこさまに加え、お友だちのトールも同行いたしました。
11月の初めにインドネシアからサーフボードを抱えて戻って来たトールは、サラのおうちにサーフボードを置いて帰っていたのでございますが、年末に、西ジャワへ行く予定があり、またそのサーフボードが必要だというわけで、弾丸フェリーO泊3日コースで取りに来たのでございます。
11時頃、Tree Topを出て、南あわじを目指しました。
14時に入れていた予約に先立って、13:30から問診…
のどかな田んぼの中にあるこちらの施設には、有名スポーツ選手たちが数多く通っておられるようでございます。
三木と同じように、フカフカのぬかの中に埋めてもらうのでございますが、こちらへは手ぶらで行けるのでございます。
紙の下着も、タオルも、バスローブも、ボディシャンプーやクレンジングまで、すべて揃えてくださっております。
スタッフさまたちは、皆さま、明るく、ご挨拶をなさられており、大変気持ちの良いご対応でございました。
なにしろ、トールが弾丸フェリーでございましたので、18:30までには六甲アイランドのフェリー乗り場まで送り届けなくてはなりません。
酵素風呂を出ますと、とりあえず神戸を目指して走ることにいたしました。
時間が読める距離まで近づいたところで、晩ごはんにはまだ早いけど、せっかくだからと、適当なお店を探すことになり…それが、長田あたりだったもので、湊川はどう?と思い出しますと、洋食赤ちゃん…
早速、みーこさまがネットで調べてくださいますと、お昼の営業しかしていない…ち~ん…
一旦、赤ちゃんが思い浮かんでしまいますと、それ以上の案が浮かんでこなくなり…
え~、どーするぅ…と言いながら運転して、赤信号で止まった先に出てきたのが、いつもいっぱいで入れないと評判のこちらのお店…つつい商店さまでございました。
はい、レトロな雰囲気で、トールは日本酒をたのしまれました。
後の時間が押しているので、ゆっくりグダグダ言う間もなく、六甲アイランドへ。
18:30に余裕で間に合い、トールを見送ったのでございます。
その帰り道…いつもなら、お茶して帰ろうと言う話になるのでございますが、酵素風呂のせいだったか、連日のハードワークのせいだったか…とにかくゴロゴロしたくてしかたなくなり…直帰したのでございます。
翌日の「やる気」まで、エネルギーが回復しませんでした…
確かに、12月は、2週間ぶっ通しでよく働いた後でございましたから、致し方ないかと。
ここまで月一ペースで、癒し遠足を続けてきております。
今月も、ちょっとスペシャルな予定が…これは、とっても楽しみな企画なので、ご報告いたしますね。