星組公演「Another World」は、「落語噺「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」「朝友(あさとも)」「死ぬなら、今」など死後の世界を舞台とした作品をちりばめ、“この世”と“あの世”を行き来して繰り広げる純愛冒険物語。」と公式サイトにあります。

落語は嫌いじゃないけど、題名を言われてわかるほどじゃないので、ちょっと調べてみることにしました。

画像: 宝塚歌劇団公式サイトより

 

落語って同じ題名でも噺家さんによって少しストーリーが違うようですが、紅ゆずるさんの役の康次郎は「朝友」に出てきます。でも、朝友のヒロインの名はお朝だったりお里だったり。ということで綺咲愛里さんの名前はオリジナルかも。

「朝友」は噺家によって、生きているうちから恋仲だったという話もあるし、地獄で会って夫婦ということにしたという話もあるようです。

ストーリーの閻魔に横恋慕されるというところは「朝友」のお話のよう。

 

礼真琴さんの徳三郎ですが、公式サイトで書かれている3つの落語にはでてこないようで、この名前で調べると「おせつ徳三郎」という落語が出てきました。使用人の徳三郎は店のお嬢さんのおせつと恋仲になるが、それがバレて暇を出され、その後おせつが別の人を結婚をすると聞いて「かわいさ余って憎さ百倍」となりどたばたするが説得され、おせつに申し訳ないと川に飛び込もうとした時、おせつも川に飛び込もうとやってきて、心中をしたが筏の上に落ちる、という(間を省略しすぎてよくわからなくなったけど)お話。

心中さわぎみたいなことも星組の話に加わるんでしょうか??

 

汝鳥 伶さんの閻魔大王はどのお話にも出てくるキャラクター(?)で、「朝友」では綺咲さんのお澄に恋するけど、「地獄八景亡者戯」と「死ぬなら、今」ではお金にがめつい閻魔さまで、いわゆる「地獄の沙汰も金次第」というようなお話。

 

七海ひろきさんの喜六は「地獄・・・」の冒頭にでてきて、サバの刺身にあたって死んでしまうという役の名前。七海さんが冒頭で死んじゃう役というのはないとは思いますが、どのようにアレンジされるんでしょうか?

 

華形ひかるさんの貧乏神は3つの話にはでてませんが、そのものずばりの「貧乏神」という落語があるので、それが使われるのか、それとも2005年のバウホール公演「くらわんか」のお話も加わるのか。華形ひかるさんは、くらわんかでも貧乏神をされていましたね。

「くらわんか」は今回の演出の谷正純先生の作・演出でしたし、これも落語が原作ですね。

 

たくさんある役名がどんな落語で使われているかを知りたくて、結構な数の落語の内容をチェックしましたが、落語って意外にもあの世の話や死んじゃうみたいな話があるのを知りました。それから、落語の中に役名としてはないけど、言葉としてでてくるもの、例えば艶冶(えんや)とか阿漕(あこぎ)とかもあるので、ストーリーがふくらんで役名がついてるのもあるのかなとか。

 

雪組の「幕末太陽傳」も原作の映画の元は古典落語ということもあるので、星組の「Another World」もいろんな作品のいろんなお話をちりばめたストーリーになるんでしょうね。たぶん。

 

スカイステージなどでのおしゃべりが面白いさんや面白いことがすごく好きそうなさんが、どのように落語の粋な面白さを出してくれるか期待したいと思います。

 

調べた割に薄いブログの内容にちょっとした残念感を感じながら今日は終了します。ショボーン