前回の続きで、福岡県の古墳巡り見学記です
今回は、弥生時代の墳墓について印象に残ったものを掲載します
糸島市三雲の三雲・井原遺跡群を回ってきました
この地域には伊都国があったと考えられており、現地にある看板地図で墳墓や出土品の多さを知ることができます
鏡片や外来系土器などが目立ちますね~
看板地図の中から、まず三雲南小路遺跡に行ってみました
レンタサイクルで向かいます
埋め戻されているのでただの原っぱですが、王墓かと考えられている立派な墳墓
弥生時代中期後半の方形周溝墓で、主体部は甕棺2基
1号甕棺から銅鏡35面以上、2号甕棺から銅鏡22面以上、そのほか多数の副葬品が見つかっています
銅鏡の量が多いです
こちら1号甕棺があった場所ですが、わかるように整備されています
1号が王、2号が王妃かと考えられています
方形周溝墓の周溝(黄色の線)の位置、ざっくりイメージでこんな感じです
三雲南小路遺跡のすぐ南にある、井原鑓溝遺跡(いはらやりみぞいせき)は、弥生時代後期中頃または後半の遺跡推定地
江戸時代に銅鏡が21面出土しており、甕棺墓があったと考えられています
ここも銅鏡が多いですね~
この遺跡群で、銅鏡が一番多く埋葬されていたのは、糸島市有田にある平原遺跡・1号墳です
弥生時代後期後半の築造ですが、有名な墳墓なので説明省略
再訪です。
銅鏡が40面発見されていますが、この遺跡群では銅鏡があちこちから出土しているので、40面と聞いても驚かなくなってきました(笑)
感覚がおかしくなってきています
もう銅鏡祭り状態です
年に1回、10月20日に、東から登る太陽が1号墳を照らします写真に光を入れてみましたが、こんな感じでしょうか
話変わりますが、今日めちゃくちゃ暑いです💦
皆様、水分補給して、気を付けてお過ごしくださいね
(参考)糸島市「糸島市HP 史跡」2009年