鳳凰祭四月大歌舞伎。-与話情浮名横櫛/連獅子-〈歌舞伎座〉 | 旅食遊。祈恋。

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※ネタバレあり。



玉三郎と仁左衛門の『与話情浮名横櫛』を見たくてチケット取りました。


これは仁左衛門と玉三郎で見て見たかった! 
昔風に言うと孝・玉?

仁左衛門と玉三郎で上演されるのは5回目だが18年ぶりだそう。
これは貴重!  
本当に来てよかったです(^^)





与三郎(仁左衛門)は鎌倉元山町、伊豆屋の養子。
実子である弟に家督を継がせたく放蕩息子のフリをしていたら、殺人の濡れ衣を着せられてしまった。
疑いは晴れたが噂が広まっため木更津の藍玉屋へ預けられることに。

ある日浜辺に出た与三郎は元深川芸者のお冨(玉三郎)と出会いお互いに一目惚れ。
だがお富は土地の親分赤間源左衛門(片岡亀蔵)の妾。

源左衛門の留守を狙って会うことにした二人だが、源左衛門の部下の密告によりバレてしまった。
お富は「与三郎を助けてくれ」と言い残し崖の上から身を投げる。
与三郎は体中に刀傷をつけられ簀巻きにされて海へ投げ込まれた。

釣りをしていた質店泉屋の番頭多左衛門助(権十郎)けられたお富は何不自由ない生活をしていた。
多左衛門の妾ではなく、むしろ多左衛門はお冨の伴侶を探しているという。

そこへ身を持ち崩した与三郎が仲間と共に金の無心にやって来る。



『世話情浮名横櫛』話は何となく知ってるけど、詳しくは知らないのでイヤホンガイド聞いててよかった。
いきなり木更津から始まるのでその前のことは説明ないとわかんないんだよね。
実子の弟に家督を継がせたいから放蕩息子のフリしてたとか。
事件に巻き込まれちゃったとか。

お冨も元深川芸者なので田舎の木更津に来て塞ぎ込んでいて(笑)気晴らしに連れ出した…みたいなのも言われないとわからなかったし。

とにかく仁左衛門色っぽい!
玉三郎も色っぽい!

それが後半与三郎は傷だらけになって落ちぶれお富と再会する。
そこであの有名なセリフですよ!
「しがねえ恋の情けが仇…」
なるほど。
こんな風にいろいろあってここにたどり着くのか…。


しかしお富さん、親分が留守の間に与三郎を呼ぶとはかなり大胆(^^;💦
呼ばれて来ちゃう与三郎もよくないけど、自分は身を持ち崩したのにお富は悠々自適で暮らしてる。
文句のひとつも言いたいよねぇ💦

ケンカしてるんだけど歌舞伎独特の美しい言い回しとカッコ良さ。

実は結末とか知らなかったのでどこに着地するのかドキドキだったけど、ちゃんとハッピーエンドになるんだー。
まぁ、まだまだいろいろ問題はありそうだけど。

このコンビで次回あるかどーかわからないし、今回貴重な舞台を見れてよかったー(^^)




連獅子は松緑と右近。

これって髪の毛振ってるとこしか印象にないけど、獅子が子供を崖から突き落として上がってくるまでのことだと初めて知った。
と同時に芸の道もそれくらい厳しい、ということを表しているらしい。

それにしてもあの長い髪の毛(?)重さが3〜4キロあるらしく、赤ちゃん一人分?
それをブンブン振り回すとか、自分が吹っ飛んでしまいそう(^^;💦

この間の戴冠式の王冠が2キロらしいので、それより重いのか…。

でも、何度も突き落とされるので子獅子が途方にくれていると、心配して覗き込んでる親獅子の姿が水面に映っている。
それを見てもう一度奮起する場面があったり。

こっそり覗いてるお父さんカワイイ(笑)

ま、そこからの〜毛振りになる訳ですが、
あれって何回まわす、と決まってるのではなく、親獅子が毛振りを止めない限り子獅子も止めてはいけないらしい(^^;💦

そう思って見ていると、
結構長いこと回してたなぁ(^^;💦


 

終演後ライトアップされた幕を撮ろうと思ったけど、もう團菊祭の幕に変わっていました。

いくら何でも早すぎない(^^;💦

もう少し千秋楽の気分を味わわせてよ💦