「本のメルマガ」というメルマガをむかし登録した。
今ではほとんど読むこともないけど、ちらっと目にしたら違和感のある記事が目に入った。

占い、コーチング、たま出版、それで教育学博士?
ちょっと検索すると、紀伊国屋書店のサイトに、村山幸徳という人のプロフィールが載っていた。
案の定、「米国イオンド大学仏教学博士、ヘーゲル大学教育学博士」と記載がある。
イオンド大学はディプロマミルとして有名。正式な大学ではない。かつて総長?のヘイトスピーチも問題視された。
(保守派評論家の穏やかなコメントを「ヘイトスピーチだ」と評する人は、総長?のブログを分析してみるべき。本当のヘイトスピーチはレベルが違う。https://ameblo.jp/nakasugi-hiroshi/)
私は、偽の博士号で自分を飾る人とはちょっと距離を置きたい。

記事を書いたaguni原口という人は、最近キャリアクリエイツ代表取締役をやめて親がやっている両輪経営研究所の取締役に就任した、原口佳典さんのようだ。
http://www.leaders-style.com/detail_21228.html
http://blog.bizknowledge.jp/

とりあえず、「本のメルマガ」の登録は解除した。
長い間登録させていただきありがとうございました。



<参考>

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■■ [本]のメルマガ                 2018.06.05.発行
■■                              vol.683
■■  mailmagazine of books        [お悔やみ申し上げます 号]
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(略)
■ホンの小さな出来事に / 原口aguni
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『展望と開運』

 村山幸徳先生がお亡くなりになられた。

 http://www.mindzoom.co.jp/news/view/284

 といっても、普通の方には「?」という感じだと思う。ので、プロフィール
を引用してみる。

村山幸徳

(株)シンクタンクマインドズーム代表取締役、教育学博士。

1948年新潟県柏崎の日蓮宗僧侶の家に生まれ、国際平和活動・宗教活動に関わ
り、衆議院議員政策秘書などを務めたのち、1998年「都市開発」と「企業経営」
のコンサルティングを行うシンクタンク・マインドズームを設立。

日本各地で「正法眼蔵」などの仏教哲学を基礎とした経営指導やビジネスマン
向けのセミナーを実施して高い評価を得ている。海外にも熱心な支持者が多い。
「気学」や「易」の研究者としても著名であり「社会運勢学」の第一人者。

著書に『幸せをつかむ「気」の活かし方』(たま出版)、毎年の『展望と開運』
(角川学芸出版)、『宇宙を見方につけて成功する方法』(大和出版)『正法
眼蔵の経営力』(PHP研究所)など。

http://www.mindzoom.co.jp/profile.html

 これを見ても「?」という方が多いだろう。

 私が知ったのは書店で『展望と開運』の2005年版を手に取ったときだと思う
が、どこでどんな風に出会ったのか、さっぱり思い出せない。ちなみに2005年
の頃は「TPIジャパン副社長」という肩書であったようだ。

 この本、まあ、言ってみれば占いの本ではあるのだが、いわゆる確率論の占
い解説本かといえば、そうではない。晩年、「社会運勢学」という言葉を用い
られて、後継者も講座形式で教育されていたようだから、単なる感覚に頼った
ものではないのだろうが、それにしても、様々な歴史的なエピソードや筆者の
体験談なども豊富に盛り込まれていて、読み物としても面白い。

 その後、コーチングなどという仕事をしていて、「TPIジャパン」という
のが、かつて日本に海外のコーチングプログラムを輸入してきた会社であった
ことを知った。

 さて、実際に村山先生にお目にかかったことが1度だけある。誘われて仏教
についての勉強会に参加し、大いに面白く受講させていただいたのだが、やめ
とけばいいのに紹介者に連れられてご挨拶した。先生は、なんじゃこの小さい
のは、というくらいの見方をされているようで、実際、こちらは緊張して小さ
くなっていた。

 なんていうか、高校生がお世話になっているグラビアアイドルかセクシータ
レントに会ったような、そんな緊張感であった。

 は、いいとして。

 亡くなられて思うのは、晩年、占いではなく「社会運勢学」とし、理論立て
て後継者を育てられたことには、どのような意味があるのか、ということであ
る。

 いわゆる九星気学は中国の易の影響を受けながら、江戸時代の日本で独自発
達した占術の体系であるという。天と地と人のそれぞれの60パターンの組み合
わせから、世の中の動きや人の好ましい動きを知ろうとするものである。

 問題なのは、村山先生の本は実際に起こる現象を予測し、それを的中させる
ところにある。といっても、リーディングのように非科学的なものではなく、
この流れで今年はこういう年になるから、こういう事件・災害が起こりやすい、
という、まさにフローを見ているようであった。

 実際、大変な事件が起こったり、今年であれば、様々な伝統的な組織で不祥
事が連続して起こったりしている。こういう「当たり年」を予測する、という
もので、別に何月何日何が起こる、という予言ではない。

 ユングの集団無意識にもつながる考え方でもあるようにも思うが、そもそも
ユングはタオ(易)の思想の影響を受けているので、当たり前と言えば当たり
前だ。

 最近、コーチングの効果に関する検証をしていて、言わゆる易のような占い
系との共通点について考えていた。

 某TV番組で強烈な呪うようなことを言っていたおばちゃんの影響もあって、
占いと言うと人の人生を勝手に決めつけるもののような印象があるが、実際の
ところには、これはそもそも、カメの甲羅を火にくべたときの割れ方から何か
予兆を読み解くというもので、つまりは合理的な意思決定の中に、偶然性の要
素を入れようというものである。

 コーチングでもイノベーションに関する研究でもわかる通り、合理的で論理
的な思考パターンというのは決して逸脱しないので、同じ結論にしかたどり着
かないことが多い。社会構成主義的な考え方に立てば、それはある種、偏った
物の見方しかしていないことになり、多様性を持つことのできない考え方であ
る。

 では、ここに何か意味ありげな偶然性・偶発性のものが挿入されるとどうな
るか。人間の思考はそこに関係性を求めようとするので、今まで見えていなか
ったものが見えたり、気づかなかった視点が生まれたりする。いわゆる「気づ
き」である。

 おそらく有効な占いというものは、この偶然性をさらに効果が高くなるよう
にするために体系づけたものではないかと思うのであるが、まだまだ仮説であ
って、これは検証の域にはない。

 さて、村山先生が残された「社会運勢学」が単にビジネスとしてではなく、
学として有効であるのかどうかは、後継者の皆様の今後のアウトプットに期待
するとして、私は草葉の陰の1ファンとして、このコーチングの有効性にもつ
ながる占いや東洋思想的、宗教的な考え方の検証について、バトンを受け取っ
たような気が、勝手にしている現在である。

 死者のバトンを生者が受け取る。しかもたくさんの生者に。私も物を書く人
間のはしくれとして、そういう生き方、死に方をしたい。

 心より、お悔やみ申し上げます。ありがとうございました。

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(略)
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<紀伊国屋書店HP>
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784046210265
『展望と開運』〈2006〉
村山 幸徳【著】
角川学芸出版(2005/11発売)
サイズ A5判/ページ数 333p/高さ 21cm
商品コード 9784046210265
NDC分類 148.4
Cコード C0011

内容説明
「運気」でつかめ!ビジネス・チャンス。2006年の政治・経済を運気で展望、あなたの開運のヒントがここにある。
目次
二〇〇六年丙戌・三碧木星の展望(二〇〇六年という年;わが国の政治課題は、「大リストラ」;新しい一千年を歩み出す大衆たち;自分へのキーワード)
年の運勢・月の運勢 付・仮吉方表(一白水星;二黒土星;三碧木星;四緑木星 ほか)
著者等紹介
村山幸徳[ムラヤマユキノリ]
シンクタンク「マインドズーム」代表取締役社長、株式会社ヒューマンコンシャス代表取締役社長、TPI(パシフィック・インスティテュート)‐JAPAN取締役副社長、米国イオンド大学仏教学博士、ヘーゲル大学教育学博士。1948年新潟県柏崎の日蓮宗僧籍に生まれ、幼い頃から仏教や易・気学に浸る。1975年カトリック25年に一度の「聖年」の年にバチカンへ招かれる。以来、国際的な援助活動・宗教協力に携わり、宗教会議などで世界中を回る。1992年日本新党の結成に参画。1994年衆議院議員政策秘書となる。1998年都市開発と企業経営のコンサルティングを行うシンクタンク「マインドズーム」を設立。また、全国で「気」についての講演や、TPI‐JAPANにおいて人間開発の教育事業を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



<非認定大学・非認定学位授与機関【ディプロマ・ミル/ディグリー・ミル】>
http://archive.fo/ITb0U
イオンド大学 (IOND University)
ヘーゲル国際大学 (Hegel International University)