
先日明治通りを歩いていたら、ブックオフ原宿店の看板を見つけた。
ひさしぶりに立ち寄ろうかと思ったら、9月30日をもって閉店となったとのこと。
人はけっこう入っていたと思うのに、坪6万1千円という高額なテナント料が痛かったのかな?(売上は坪あたり14万1千円)
2000年に原宿店がオープンしたとき、大きな話題となった。
近くの文教堂が万引きを警戒したけど、その後やはり万引き被害があったのか閉店した。
相変わらず書店はブックオフを敵視しているところが多いけど、ぼくはブックオフを愛用している。
不当に定価が高い本が増えた中、ブックオフでは千円もあればなかなかおもしろそうな本が8~9冊も変えますから。(105円コーナーを特に愛用)
原宿とか自由が丘とか三軒茶屋とか、なかなか趣味のいい人、センスのいい人が多い地域ではブックオフに集まってくる書籍も興味深いものが多い。
私は定期的に三茶のブックオフに立ち寄ってまとめ買いをしている。
ブックオフではときどき、掘り出し物を手にすることもある。
坂東眞理子さんの「女性の品格」はまだ爆発的に売れている。
7月に東京国際ブックフェアで坂東さんの講演会を聞いたときは、すでに100万部突破の大ベストセラーだったけど、10月いっぱいで実売200万部近いとか。
講演会の内容は印象的だった。
自分を卑下しない。
自分が求められているものを推測する。
本物と偽者が見分けられればいい。
役にたたないディーテイルをどれだけ楽しめるか。
利害を第一に考えて行動するのは卑しい。
お金をどう使うかによって品格が問われる。
弱い立場の人に対してどう対するかに品格があらわれる。
等々、印象的な言葉が多かった。
講演のあと、さっそくPHP研究所のブースで「女性の品格」を購入し、読んでみた。
講演は本の内容と似たところもあり、本より掘り下げたところもあり、本を読んだ人もじゅうぶん楽しめるバランスのよい内容だった。
実は、私は6月に三軒茶屋のブックオフで、坂東眞理子さんの持っていた本を手に入れたことがある。
なぜ坂東さんの持ち物だったとわかるかって?
「明日の日本への贈り物」(毎日新聞社)という本を105円で買って表紙をめくったら、
「ニューシルバーの誕生」のお返しに
坂東眞理子様
日野原重明
二〇〇三、10、一五
と書いてあった。
たしかに、「ニューシルバーの誕生」(東洋経済新報社)という本を坂東さんは1989年に出されている。
おそらく、以前坂東さんは日野原重明先生に著書をプレゼントされたことがあり、お返しに日野原先生が坂東さんに当時最新刊だった著書を送られたのでは。
そして、昭和女子大学の学長である坂東さんは、蔵書の整理を行った際に、すぐ近くのブックオフ三軒茶屋店にこの本を持ち込まれたのでしょう。
それを買った私にとってはいい掘り出し物だったけど、坂東さんはブックオフに本を出す際に、サインの書かれた本のトビラくらいは切り取っておいたほうがよかったかも。ひとごとながら、せっかく日野原先生にいただいたものですし。