ベルリン(CNN) 保守の牙城とされてきたドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州で27日に州議会選挙が実施され、メルケル首相率いる与党キリスト教民主同盟(CDU)がリベラル系の緑の党率いる野党連合に大敗する見通しとなった。バーデン・ビュルテンベルク州は人口1100万人。1953年以来、CDUが与党として州政権を握ってきた。しかし、開票速報によると今回CDUの得票率は39%にとどまり、過半数を大きく割り込んでいる。一方、緑の党の得票率は24.2%、同党と連立を組む見通しの社会民主党(SPD)は23%を獲得。同州で初めて緑の党の州首相が選出される見通しとなった。専門家によると、今回の選挙では第一福島原子力発電所の事故が大きな影響を及ぼし、ドイツの有権者が原発に対し抱いてきた反感が表面化した。
ドイツは1986年のチェルノブイリ原発事故で放射線の影響を受けており、投票日前日の26日には数万人規模の反原発集会が開かれている。メルケル首相は原子力発電推進を打ち出していたが、福島原発の事故を受けて原子力政策の見直しを表明。国内に17基ある原発は3カ月かけて安全点検を実施し、使用年数の長い7基はこの間、運用を停止する。シュピーゲル誌はこうした急激な方針の転換が国民の困惑を招いたと指摘している。 ・・・ 平成23年3月28日(月)、ベルリン(CNN) 配信より
ドイツは1986年のチェルノブイリ原発事故で放射線の影響を受けており、投票日前日の26日には数万人規模の反原発集会が開かれている。メルケル首相は原子力発電推進を打ち出していたが、福島原発の事故を受けて原子力政策の見直しを表明。国内に17基ある原発は3カ月かけて安全点検を実施し、使用年数の長い7基はこの間、運用を停止する。シュピーゲル誌はこうした急激な方針の転換が国民の困惑を招いたと指摘している。 ・・・ 平成23年3月28日(月)、ベルリン(CNN) 配信より
私のコメント: 福島原子力発電所の事故は、世界各国に影響を及ぼしている。原子力発電所の稼働につき、急激な方針の転換する場合、わかりやすい説明責任も、政治家に課せられる。