第1回認知症シンポジウム

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県立精神医療センター主催の「第1回認知症シンポジウム」に参加してきました。基調講演は相原病院の吉田院長から「認知症は神様からのプレゼント」と題して認知症患者への接し方などについて。続いて市立脳卒中・神経脊椎センターの秋山先生から「根本治療薬開発」の近況について講演があり、最後は県の医務監や精神医療センターの臨床担当の先生を交えてのパネルディスカッションと午後一杯を使ったなかなかに中身の濃いシンポジウムであったと思います。

 

いつも痛感するのは社会課題としてやるべき事の甚大さ。誰もが当事者となり得る時代の中にいるにも関わらず、日本の政治・行政はまだまだ対策が遅れています。講演の中でも触れられましたが日本は認知症有病率の高い国の一つにも関わらず、認知症の研究や対策に充てられる予算は米国の10分の1以下、数パーセントにとどまるなど、先進諸国の中でも後手後手に回っていることが明らかになっています。

 

健康福祉・医療委員会の委員として3年目になり、その間ずっと孤軍奮闘している認知機能検査の定期化についても横浜市ではまだ取り組まれていません。認知症が10年以上かけて進行するものである以上、本気で予防しようと思えば健常な時期から始めなければならないのです。つまり、全く認知症の気配が無い時から定期的にあたまのチェックをするようになる事で、ようやく治療薬開発に向けた研究も進み、将来の発症リスクを下げることができるというものですので、引き続き実現を図っていきます。

 

一方で国立医療研究開発機構では以下のような「健常者のための」登録レジストリを始めています。40歳以上の方なら基本的に誰でも登録できるとのことですので、将来のリスクが気になる方や近しい人に認知症の方がいらっしゃる方など、積極的に登録をしてみてはどうでしょうか。ちなみ私は既に登録済みです。

 

あたまの健康応援プロジェクト「IROOP」