少し見方を変えてみる
漢字だ
中国の古い歴史を見てみると
『殷』(前1523年〜前1027年)
という国がある
前 1300年以後、甲骨文字で記録が
残っている
これらの前に、『夏』などの国が
あったらしいがよくわかっていない
漢字はこの甲骨文字や金文を経て
成り立ったとされるが
何に使われたか不確かな点が多い
日本の白川静氏は、漢字を祀りや祈りに使ったのではないかと語る
甲骨文字の中に今日使われている暦
や吉凶を表すものがある
興味深い
たとえば、『道』という字
「異族の首、生首をぶら下げて、
道々に居る悪霊の首をその異族の
呪力によって祓いながら進むの意」
であると白川静氏はいう
このころの国盗は、お祈りや占いに
頼ることもあった
このあと軍略に占いを使うなど変化
していく
漢字自体も祀りを記録したり日記の
ように使ったりしていたようだ
その漢字が日本へ渡ってくるのは
まだまだ先
紀元後5世紀ころだ
『殷』『西周』『春秋時代』『戦国時代』『秦』『前漢』・・・
このあたりが紀元前だろうか
漢字の大事なのは干支暦の登場だろう
この干支暦がのちのち大切になる