右の海馬が徹底して働きが悪い状態の人は自覚症状の欠落があります。体調が極端に悪くなるまで、自分が病気であることを自覚しないのです。まわりの人が気付いて、おかしいというので病院に連れていって初めて、ああそうか病気だったんだということがわかる人もいます。癌の場合でも、もうダメというぐらいにならないと症状を自覚しない人もいます。ですから、癌と判った時はもう手遅れという人もいます。
 この現象はもう10年以上前からわかっていたのですが、最近になってなるほどという人に会ったのです。右海馬は内臓からの症状を大脳に伝えるようなのです。左の海馬は記憶とも関係しています。右海馬が働かないからと言って日常生活で記憶障害になることはないのです。ただし、内臓からの自覚症状が脳に伝わらないので、体調が悪くても平気で仕事などができるのです。もちろん本人は体調が悪いとは感じません。まわりが見ていて、あぶなっかしいと思っていて、それを指摘してもなんともないよ、という人もいるはずです。
 こういう人は事前に検査でも異常がなかなかでない人もいるのです。自覚症状というストレスというのも善し悪しということにもなりますが、病気が瀬戸際になってからわかるというのもやはり問題です。
 まわりでも、きっといるはずです。体調がおかしいのに、おかしいと思わず平気な人が、そういう人は右海馬がおかしい人も混じっているはずです。
 それを治しておくことが予防につながるのです。