高木聖鶴先生 書の世界展 | 東洋額装の社長ブログ

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今日は岡山に来ています。

以前少し紹介させていただいた高木聖鶴先生の展覧会の開会式とご挨拶が目的です。

朝9時45からの開会式に大勢の方々がお見えになっていました。

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新作ではなく今まで作成され

様々な所に納められていた約170点を集め岡山県立美術館に展示されています。


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開会式で感じたことは

全国から入口いっぱいになるほどの方が見えており

高木先生のお人柄、書道の世界における地位の高さ、

書の品格の高さが窺えました。



高木先生は常々、「私は仮名作家ではなく書家である。」と

おっしゃっています。

今、私たちも漢字作家・仮名作家・篆刻作家・前衛作家など

勝手に分野を分けています。

それを先生は嫌いで、仮名を中心に発表はするけれど

仮名しかしないということはなく、漢字も勉強し、様々な古典も

勉強されます。

すべてが出来ないと駄目であるという信条の先生です。

本当に書が好きな先生なんだと思います。


岡山の書道をこれからも牽引して頑張っていただきたいです。