今日は、南城市の奥武島に設置されている珍品、その他公衆トイレを紹介したいと思います。



南城市奥武島 (奥武橋)



奥武島観音堂
観音堂内にトイレはありませんが、参拝者が使用されていると思われるトイレが観音堂の向かいの奥武公民館にあります。



奥武公民館
観音堂の向かいにあります。
トイレは公民館正面より、右横にあります。



トイレ出入口です。



洗面台(手洗器)はタイトルでありますよう、TOTOの旧型(中期型)L8を使用しており、蛇口はハンドル式単水栓を使用しています。
TOTOミュージアム閲覧によりわかりましたが、L8は1917年の東洋陶器株式会社設立当時から型番があったらしく、初期に製造されていた形は1960年頃まで製造されていたらしいです。
TOTOミュージアムで見た1960年(昭和35年)の衛生陶器型番で見た時はまだ初期型だった記憶があります。
1960年は、同社U37、L5がモデルチェンジされ、U57が発売された年で、そこから考えるとL8も同じ頃にモデルチェンジされたのではないかと思われます。
因みにこちらと同じ中期型L8はかつて、東京都渋谷区の東急百貨店東横店 東館屋上にありましたが、2013年に消滅しました。
こちらはToyotokiロゴでした。
実際に東急百貨店に行ったわけではありませんが、nobuさんの情報により消滅していたことがわかりました。
中期型L8は他の方のブログでも東急百貨店東横店以外で見たことがなく、簡単に見つかる機器ではないかと思われます。
これまで中期型L8は1970年頃にモデルチェンジされたのではないかと思われていましたが、1978年のTOTOカタログには中期型のL8が掲載されていました。
それを見たのをきっかけにCOM-ETで調べてみると、後期型のL8は1979年発売とありました。
そこから考えるとL8は1979年にモデルチェンジされたのではないかと思われます。
東急百貨店東横店 東館屋上トイレの改修前の情報はこちらとなります。
千葉県トイレ局(nobuさんのブログ記事)より:http://blog.livedoor.jp/nobutyannnobu/archives/25668411.html



L8は1979年からはこちらの後期型にモデルチェンジされ、2003年まで製造されていました。
L8自体数は少なく、そこまで多くは見かけません。
L8は1970年代~80年代に施工された多機能トイレや狭いトイレ等で施工されることが多かったのではないかと思われます。
L8は2003年に廃盤となり、86年の歴史に幕を閉じました。
因みに、L7も1979年にモデルチェンジされ、モデルチェンジ前は機能や取付方が異なっていましたが、モデルチェンジ後は形はほぼL8と同じになり、大きさのみが違う点となりました。
L7は2013年、同社L10Dと共に廃盤になり、これによってTOTOは隅付手洗器の製造を完全に撤退しました。
※こちらの画像は京都市地下鉄東西線 小野駅にて撮影しました。



小便器はTOTOのU307C(床置式)を2台使用しており、洗浄装置はカラン式です。
小便器は後年になって取り替えられたのではないかと思われます。



小便器の横にはTOTOの掃除用流し SK22Aが設置されています。



男性用大便器個室は洋式1室のみです。
便器はTOTOのセミサイホン便器 CS370+SH370BAを使用しています。
以前は和式だったらしく、手洗器の機種から考えると以前はC75を使用していたのではないかと思われます。


■奥武島海岸側公衆トイレ

奥武橋より反対側の道路沿いには公衆トイレがあります。
トイレは男女共用です。



手洗器はTOTOのL5Dを使用しており、蛇口はオートストップを使用しています。



小便器はTOTOのU53(床置式)を1台使用しており、洗浄装置は押しボタン式です。



大便器個室は男女共用、多機能トイレ併用1室のみです。
便器はTOTOの車椅子対応サイホンゼット便器 C48ASを使用しています。
洗浄装置は一見すると多機能トイレでよく見かける靴べら式フラッシュバルブを使用しているように見えますが…



そうなのです。
元々は、靴べら式フラッシュバルブだったらしいのですが、靴べら式フラッシュバルブが破損されたのかフラッシュバルブ本体の位置をそのままに、押し棒式フラッシュバルブに変更されているのです。
レバーには紐もなく、身体障害者や車椅子使用者には使い勝手が悪そうです。



手洗器はTOTOのL8を使用しており、蛇口はオートストップを使用しています。