皆様、こんばんは。
料理家&クリエイターの豊田亜紀子です。
ご訪問ありがとうございます。
先日、娘の受験の付き添いの帰り道の新幹線の中で、急に、しかも、無性に食べたくなったのがピリ辛甘酢が効いた辣白菜(ラーパーツァイ)。
身体が心底お酢を求めていました。
我が家では毎年お正月のおせち料理で辣白菜を食べるのですが、今年のお正月は例外的に娘の受験勉強に付き添い、お正月に中華のおせち料理を食べることが出来なかったんです。
ですから、この時期になって無性に食べたくなって自分で作ることにしました。
我が家では1回作るごとに白菜1/4個分を作るのですが、塩をまぶすとかさが減り、半分程度のかさになるのでその後パクパクとつまみ食いをしているとあっという間になくなりそうになります。
サラダ油を多めに入れるのですが、その理由は塩をまぶすことで白菜の葉から有効成分が流れ出してしまうのを防ぐために葉をコーティングする目的、加えて、水々しさを演出するためのツヤ出し効果を生むためです。
しょうが風味の甘酢が唐辛子を加えることでピリ辛甘酢に・・・♪
疲労回復効果が期待できる野菜の副菜です。
多めに作って作り置きにしておくのが良いでしょう。
辣白菜(ラーパーツァイ)の
作り方
<材料 白菜1/4個分>
●白菜 600g(1/4個分)
●塩 大さじ3/4強
●しょうが 20g
●鷹の爪 1本
~調味液~
●米酢 40ml
●砂糖 30g
●ごま油 大さじ3/4
●鶏がらスープの素 小さじ1/5
~仕上げ~
●サラダ油 大さじ2
<下準備>
①白菜は汚れた葉を取り除き、5㎝幅にカットしてから、さらに2㎝幅にカットします。
②しょうがは皮をむいて薄くスライスします。
③鷹の爪はヘタと種を取り除いて輪切りにしておきます。
④調味液の材料(米酢、砂糖、ごま油、鶏がらスープの素)は、あらかじめ全て混ぜ合わせておきます。
<作り方>
1.下準備①の白菜を大きめのボールに入れ、塩をまぶして手でよく混ぜ合わせ、10分くらい常温に置きます。(白菜から水分が出てきます。)
2.1の水気を手で絞ってから別のボールに移します。
3.2に下準備②のしょうがと下準備③の鷹の爪を加え、下準備④の調味液を加えて全体をよく混ぜ合わせます。
4.小さめのフライパンでサラダ油を熱し、アツアツのままジュっと回しかけ、耐熱皿で蓋をしてしばらく置きます。
5.再度、全体を混ぜ合わせ、お皿に盛り付けます。
<ポイント>
(※1)サラダ油は白菜の栄養成分が流れ出ないように葉の表面をコーテイングする役割とツヤ出し効果があります。
辣白菜は中華のおもてなし用漬物と言っても良いでしょう。
どちらかと言えば、お客様にお出しするような上品なお漬物です。
日本においては、餃子やシュウマイの付け合わせとして食卓に出してもよいと思います。
箸休めになるような野菜の副菜です。
中華のおせち料理の中では、この辣白菜の上に『とびこ』が乗っていることがあります。
白菜の白にとびこのオレンジがよく映えてお重の中でとても綺麗に見えます。
スーパーに売っている白菜1/4カットで作れる中華のお漬物『辣白菜(ラーパーツァイ)』。
皆さんもぜひ作ってみて下さい。