「不登校」と「親子関係」改善のプロフェッショナル。

 

【とよだ先生】と申します。

 

「誰もが周囲の目を気にせず、自由に生きる社会をつくる」

をミッションに、

 

まずは、大人(親)が気づくことで、親子関係が激変し、

笑顔あふれるご家庭に変わるお手伝いをしています。

 

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令和6年5月31日(金)

vol.0060【「地頭の良さ」ってどこでわかる?】

 

同じ「偏差値35」の

Aさんと、Bさんがいるとします。

 

同じ教材を使って、

同じ先生に習って、

同じように努力すれば、

同じように成績が上がるでしょうか?

 

答えは「否」です。

 

さて、

この記事を読んでどうお感じになりますか?

 

 

 

 

「面白い!!」と思ったAさん。

「意味わからんし」と思ったBさん。

 

この時点で勝負ありです。

 

これがサクッと正解できてしまうお子さんは、

たとえ、大学受験の偏差値が「35」でも、

 

公立高校受験の高校偏差値(ほとんどの)で言うと、

65は超えてくる感じです。

 

そして、

 

この問題を間違ってしまっても、

面白い、できなくて悔しい、もっとやってみたい、

 

と思えるお子さんは、

 

公立高校受験の高校偏差値に置き換えたら、

50台後半〜60前半はある感じです。

 

勉強って基本的にはずっとこういうことをやりますから、

 

こういう問題を考えたり、取り組んだりすることに

関心を持てるお子さんは、伸びる可能性があります。

 

公立中学校で平均点よりちょっと上くらいまでのお子さんは、

基本的にはこの手の問題は好きではありません。

 

 

「地頭」と呼ばれる、

よくわからないものの正体の一端がここに表れています。

 

こういう知的なゲームを

面白いって思えるかどうかが重要です。

 

「面白い!!」と思える人は、この著者のように、

小学校内容からやり直せばいいでしょう。

 

発見の連続なので、学ぶこと自体も楽しいはずです。

 

しかも、これが面白いと思える時点で、

中学校までの勉強は簡単にクリアできます。

 

逆に、この手の問題に対して、

難しい、意味が分からない、面白くない、

と思っている人は、

 

いくら塾に通っても、

箸にも棒にもかかりません。

 

 

偏差値いくつみたいな議論ってほとんど無意味だ

ということがわかっていただけると嬉しいです。

 

大学受験の偏差値ほど当てにならないものはありません。

ポテンシャルが高くても、やってなければ低くなります。

 

偏差値だけでは、

勉強への適性や地頭の良さなんて分かりません。

 

「偏差値35」という数字にインパクトがあるから、

 

出版社も、塾も、ご本人も、

使わざるを得ないのですが、

 

そこには歴然とした

「適性の差」というのが存在します。

 

適性の差というのは、努力が通用しない、

ある意味、厳しい現実です。

 

けれど、

 

興味関心が持てるかを含めて、

持っている能力によって、大きく左右されるのが

現実ですから、仕方ありません。

 

 

私は、

勉強は「一つの競技」でしかないと思っています。

 

できるに越したことはありませんが、

幸せとは関係ありません。

 

貴重な人生の時間を青春の時間を浪費しないためにも、

向いていないものは向いていない。

 

と割り切る心も大切だと考えています。