速報:クラウス・シュワブ、WEF会長職を辞任

2024年5月21日

FRONTNIEUWS

世界経済フォーラム(WEF)の創設者でエグゼクティブ・チェアマンのクラウス・シュワブが、同フォーラムの役職を退くことになった。これは米メディアSemaforが報じたもので、RTが伝えている。
それによると、シュワブ氏はWEFのスタッフに宛てた電子メールで自身の計画を発表したという。WEFの関係者が同メディアに伝えたという。

電子メールによると、シュワブ氏は会長職を退き、非常勤会長に就任する。しかし、この変更はまだスイス政府の承認を得ていない。2025年に開催されるWEFの年次総会までに、組織のリーダーシップの再編成を完了させなければならない。

シュワブはまだ後継者を指名していない。しかし、シュワブ会長は、グループの理事会が「昨年、ボルゲ・ブレンデ会長のリーダーシップの下、全責任を負うことになった」と説明した。

ブレンデ氏はノルウェーの保守政党ホエール党の政治家。彼は2017年にWEFに移籍するまで、同国の外務大臣を務めていた。

世界経済フォーラムは米メディアからの問い合わせにはまだ回答していない。

WEFとその創設者は、定期的なイベントやイニシアチブだけでなく、ドイツの著名な政治家も多数参加しているさまざまなリーダーシップ・プログラムを通じて、国際政治に大きな影響力を持つと考えられている。

WEFのメンバーには、多数のマーケットリーダーを含む、売上高50億ドル以上の企業約1,000社が名を連ねている。フォーラムの「戦略的パートナー」には、ブラックロック、ゲイツ財団、ゴールドマン・サックス、グーグル、バンク・オブ・アメリカ、BP、クレディ・スイス、ドイツ銀行、ドイツポストDHL、フェイスブック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、マスターカード、ペイパル、SAP、サウジアラムコ、シーメンスなどが含まれる。