発達に凸凹があるグレーゾーンの男の子(仮名、アキラ)のお話です。
そのご家庭は集合住宅にお住まいでした。
同じ棟に同級生の男の子がいたので、毎日一緒に登校していたわけですが、
ある日突然、
「もう、アキラくんとは一緒に居たくない!!」
と、言って
引っ越しして私立に転校してしまいました。
慌てたのはアキラくんのママ。
我が息子がそんなに嫌われているなんて夢にも思ってませんでした。
大きな大学病院で検査をしました。
検査結果は
「定型からはみ出しているが、アスペルガーや自閉とも言えない。グレーゾーンですね。」
アキラくんママは、人の気持ちを読み取れるように、いろいろな事を教え、刷り込み、頑張りました。
それまでは、いじめられっ子要素がたっぷりで、年下にまで追っかけられていたのに、転校先の学校では、個性的な所もありながら、いじめられることもなく、元気に学校に通ってます。
まだ、言葉の裏を読み取れない事はあるようですが、平穏無事にやってます。
言葉の裏、とは
何度もやめるように言っても言う事を聞かない子どもに
「もう、知らない!
いつまでもやってなさい!!」
と、言った時は、
(止めないと酷い目にあうよっ!)と脅しなのですが、
それを聞いてアキラくんは、
続けていいのね(^o^)/
と、喜んでしまうのです。
現在は周りの子どもが、
「そう言う意味じゃない」と教えるそうです。
では、またね。