第十回・外山恒一賞 受賞者発表
※検索サイト等からいきなりこのブログにアクセスした方へ。ここには「我々団」もしくは「外山恒一」に関する詳しい情報はありません。公式サイトへ移動してください。
外山恒一の活動に資金協力を! note記事一覧。
外山恒一賞
主に反体制的な右翼運動、左翼運動、前衛芸術運動などの諸分野から、「いま最も注目すべき活動家(もしくはグループ)」を、外山恒一が独断で選んで一方的に授与する。辞退はできない。
外山恒一のファシストとしての再臨(2004年5月5日・ファシズムへの獄中転向を経て福岡刑務所を満期出所)を記念して、2011年より毎年5月5日に受賞者の発表をおこなう。
授賞は、外山恒一が受賞者の活動に「全面的に賛同している」ことを意味するものではなく、あくまで「いま最も注目している」ことを意味するものである。多くの場合、授賞は好意的評価の表明であるが、時にはイヤガラセである場合もありうる。
外山恒一が創設した革命党「我々団」の公然党員は授与の対象とならない。
賞状・賞金・賞品はない。「外山恒一と我々団」や「我々少数派」などの外山恒一関連サイトで授賞が発表されるだけで、受賞者への通知もないが、受賞を知った受賞者は「外山賞活動家」であることを周囲に吹聴してまわって存分に自慢することが許される。外山賞受賞は活動家として最高の栄誉であり、いくら自慢しても自慢しすぎるということはない。
--------------------------------------------------------------------------
革命情勢が電撃的に到来している。
コロナ騒動である。
詳しくはnoteの無料記事「〝チョイわるウイルス〟を援軍とし、波状的に街へ繰り出そう!」に書いたが、反革命派の軟弱者どもが一斉に屋内に引きこもっている今こそ、波状的に街に繰り出すことで、死をも長期入院をも恐れない猛者たちと出会い、組織し、革命派を1つの確固たる勢力として形あらしめる絶好の機会である。
むろん私自身も、その血沸き肉踊る闘争の渦中にあり、例年のように本賞の選考作業に多くの時間を割いている余裕がない。
よって今回は手短に、ほとんど結果だけ発表する。
ノミネート1 松山孝法氏の“反自粛”宣言
現在進行形の“自粛”強要ムードに対し、各地で少数ながら抵抗の動きが出ているが、最も目覚ましかったのが、大阪市西淀川区でバー「The Intersection」を経営する松山孝法氏である。
松山氏は、大阪府が(とくに“夜”の)飲食店などに「休業要請」を出した4月14日に、ネット上で「一切自粛や要請に沿った営業時間や休業も行わない」旨を宣言し、実際に通常どおりの営業を続けている。ツイッターでも、そのうち「大阪府下で唯一通常営業しているバーになるかもしれない」などと意気軒昂&不敵である。
もちろん、“自粛”強要の同調圧力に屈さずこれまでどおりの営業を続けている飲み屋その他は全国各地にまだまだ多くあるだろう。表向きはおとなしく従っているフリをして、いわゆる“闇営業”を続けている諸君も含めて、偉大な闘争の担い手たちである。が、ここまで堂々と、店名も自身の顔や名前も思想信条もすべてさらけだして、まさに“闘争”として“これまでどおりの営業”を続けているのは松山氏だけではないかと思われる。
松山氏の声明とその“果敢な通常営業”の模様は、共同通信が記事にして配信し、全国各地の地方紙の紙面を飾ったようでもある。その反響も松山氏のツイッターで知ることができる。
なお松山氏は、2009年に兵庫県の宝塚造形芸術大学の学生として、外山およびスガ秀美氏、千坂恭二氏を招いてのトーク・イベントを学園祭で開催した、まあ要するに筋金入りの人士でもある。
ノミネート2 杉田俊介&藤田直哉『百田尚樹をぜんぶ読む』
最近の左翼は不勉強である。勉強ができることだけが左翼の唯一の取り柄だったのだから、不勉強な左翼なんてつまりイイトコなし、存在意味ゼロである。
右翼はもともと不勉強であるのが普通である。右翼というのは頭が悪くても人格者でさえあればそれでいいので、(もちろんいわゆるネトウヨなんてのは人品下劣で右翼の風上にも置けないし、最近はそういう手合いが多いという問題は別個に存在するとしても)右翼が不勉強であること自体には何の問題もない。
が、最近つくづく感じるのは、いずれも極めて少数ではあるとしても、向学心に燃える若者は左翼方面よりも右翼方面にこそ増えているということである。その“向学心”には、自分とは対立する立場の人たちが何を考えているのか知りたい、という欲求も含まれる。つまり、左翼の若者には、右翼なんて連中のことはハナからバカにして、右翼の論客が書いたものなど読む価値もないと決めてかかり、実際まったく読もうともしない者がほとんどであるのに対して、あくまで比較の問題だが、右翼の若者には、左翼って連中がそもそも何を考え、どんな主張を展開しているのかに興味津々で、左翼の論客が書いたものであっても積極的に読んでみようとする者がそれなりにいるように感じられるのである。
もちろん私は、そういう部分も含めて、左翼の若者たちよりも右翼の若者たちの今後の活躍に多くを期待している。
そんな中にあって、左派論客の杉田俊介氏と藤田直哉氏による「百田尚樹をぜんぶ読む」という試みは、たいへん貴重なものに感じられる。おそらくは、これまで(やはり露骨に“右翼歌手”である)長渕剛などについても積極的に論じてきた杉田氏の主導によるものだろう。
もちろん私は、そもそもイッパシのインテリを気取るなら必ず読んでおかなければならない本もほとんど読んでいない“教養のない教養主義者”なので、まして百田尚樹の本なんぞ1冊も読んだことがないし、今後もたぶん読まないだろう。しかし杉田氏の姿勢は素直に偉い!と思う。
なお私がチラチラ読んで感心していたのは集英社のサイトでの連載版だが、のち単行本化されたようである。
最初に述べたように今回は選考作業にあまり時間を割けず、ノミネートは以上2つのみである。
--------------------------------------------------------------------------
第十回外山恒一賞
なごやトリエンナーレ
理由
多くの人が予想していたであろうとおり、今回はこれ以外に授賞は考えられない、この1年間におこなわれたうち圧倒的にズバ抜けて革命的な闘争である。
当時リアルタイムでさんざん言及したし、コロナ“自粛”強要の同調圧力粉砕闘争に忙しいので、改めて説明はしない。この闘争について知らない人は、私がnoteで公開し6万ビューを稼いだ「『なごやトリエンナーレ』事件について」を読めばいい。
あ、一応念のために云っておくが同時期に開催されていたFラン芸術祭「あいちトリエンナーレ」ではなく、「なごやトリエンナーレ」である。
この騒動後、“自称室伏良平容疑者”は略式裁判の罰金刑を不服として正式裁判を要求し、法廷を「なごトリ」会場と化さしめる愉快な公演を続行した。
また、室伏氏を含む「なごトリ」界隈では、ヘイト・デモのパロディだと思われる「レプティリアン征伐国民大行進」(レプティリアンとは、一部の荒唐無稽にもホドがある陰謀論者たちがその存在を主張し、世界を陰で操っているとされる、哺乳類ではなく爬虫類から進化した“爬虫類人”のこと)だの、当然、今回のコロナ騒動に関連しても、安倍ちゃんがアベノマスク配布により「2回までは不要不急の外出をしてもよい」との温情を示してくれたことに感謝する“不要不急の花見大会”だのが名古屋で敢行されていたり、逆に「誰も出歩くな!人類外出禁止!永遠に家に籠れ!路上には騒音とコロナしかない。そして我々の方がウイルスだって事を思い知らせてやる」などと宣言して、「なごトリ」事件の契機ともなった“騒音の夕べ”が引き続き大阪の繁華街で開催されていたり、とにかく愉快だから各自調べてみるよろし。