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大阪府北部地震で、ブロック塀の下敷きになり、女子児童が亡くなった問題。これを受けた調査で、違法状態の塀があることがわかった、岩手・一関市の小学校で、撤去作業が行われた。
撤去されたのは、一関市の花泉小学校の校庭にあるブロック塀で、市内の建設業者が、バックホーを使って取り壊した。
6月18日、大阪府北部で震度6弱を観測した地震により、高槻市の小学校でブロック塀が崩れ、女子児童が亡くなった。
高槻市によると、崩れたブロック塀の高さは、およそ3.5メートルで、建築基準法で定める2.2メートル以下の基準を超えていた。これを受け、県や市町村が、学校関係の施設を対象に点検をした結果、花泉小学校では、高さが2.85メートルと基準を超えていたことがわかった。
ほかにも、遠野市や久慈市の3つの小学校で、基準の高さを超えたブロック塀があることがわかり、撤去する方針。
一関市花泉支所 地域振興課・村上正勝係長は「これまで何もなかったというようなことではあるんですけれども、今後においても大丈夫だというふうなことでは当然ないかと思いますので、今回の撤去ということになるかと思います」と話した。
また国から、建築技術者立ち会いのもと、鉄筋の入り具合など、目視以外での点検をするよう求められていて、7月23日までに、各市町村から県に結果が報告される。