このおはなしは、黄帝内経素問より第十六

「診要経終論篇」をもとにしています。

 

王様は岐伯に聞きました。

 

「前に、季節は立春から始まると言っていたが、(十三月の謎10

暦で見れば、立春は二月になっている。

 

なぜ、暦の始まりは、立春では無いのだ?」

 

王様の見ている暦も、みなさんのおうちのカレンダーと同じです。

暦の始まりは一月一日、お正月ですね。

 

岐伯は答えて言いました。

 

「はい、王様。

たしかに、季節は、立春から始まっていますが、

天と地の気でみれば、

一月から一年が始まっています。

 

天の気は、

一月・二月に四方に広がり始め

三月・四月で端までいきわたり

五月・六月は炎のように立ち上がり

七月・八月からしぼみ始めて減っていき

九月・十月には凍りはじめて

十一月・十二月はさらに重ねて凍ります。

 

地の気は

一月・二月に起こり始め

三月・四月は一定して出つづけ

五月・六月で高く上がり

七月・八月からしぼみはじめて

九月・十月には地面の中に引っ込んで

十一月・十二月は蓋をして出てきません。」

 

なるほど、たしかに、一月から一年がはじまり、

十二月で終わる様子が分かります。

 

王様はうなずいて言いました。

 

「季節は、五行が回していたが、

一年は、陰陽が回しているのだな。

 

では、

五行では、季節に当てはまる五臓があったが、(王様と五行3

陰陽で見た一年でも、同じようにあるか?」

 

岐伯は答えて言いました。

 

「はい王様、ございます。

 

人の気は、

一月・二月には、肝にあり

三月・四月には、脾にあり

五月・六月には、頭にあり

七月・八月には、肺にあり

九月・十月には、心にあり

十一月・十二月には、腎にあります。」