このおはなしは、黄帝内経素問から第九

「六節臓象論篇」をもとにしています。

 

みなさんの家には、カレンダーがありますね。

王様のお部屋にも、ちゃんとあります。

カレンダー、ではなく、暦(こよみ)と言いました。

 

暦は一月から十二月まで、

ひと月一枚づつ、全部で十二枚ですね。

 

でも王様のお部屋の暦は

十三枚ありました。

表紙をめくっていない、じゃないですよ。

 

王様は暦をもう一度数えてみました。

やはり十三枚あります。

 

「きっと、作る人が間違ったんだな。

なんてことだ、暦は大事なのに。」

 

王様は、大臣に文句を言いに行こうと

立ち上がりました。

そこにちょうど、岐伯がやってきました。

 

王様は岐伯に言いました。

 

「やあ、岐伯。

実は、この暦が間違っているようで

十三枚あるのだ。

 

暦は大切だから、

正しいものを置かねばならない。

 

取り換えてくるので、

すまないが、ちょっと待っていてくれ。」

 

すると、岐伯は言いました。

 

「王様、それは間違っていません。

今年は十三月あるのです。」