王様は、もっと色んなことを

岐伯に聞いてみたい、と思いました。

 

そうだ、と思いついて、王様は言いました。

 

「岐伯、気が付いたのだが、

体の中の川の経は十二本あって、

五臓六腑は合わせて十一だ。

なんだか、惜しいと思わないか。」

 

すると、岐伯は答えました。

 

「ふふ、王様、六臓ありますよ。」

 

なんとびっくり!

みなさんもずっと、五臓だと思っていましたよね。

王様は、おどろいて聞きました。

 

「六臓あるのか!

ということは合わせて十二になるな、

しかしいったい、何が増えたのだ?」

 

岐伯は答えて言いました。

 

「心を包む臓があります。

心包といいます。」

 

「何をしている器官だ?」

 

王様はかぶせて質問しました。

岐伯は、笑って王様に言いました。

 

「王様の知りたいは、どんどん出てきますね。

そして、より細かい質問になってまいりました。

 

わかりました、

とことんまで突き止めたい王様に

私も出来るかぎり、お答えしましょう。」

 

王様はわくわくしています。

みなさんも一緒に聞いてね。

 

岐伯言いました。

 

「体とは、ひとつの国であります。

人の中は平和な国であると想像してください。

 

ゆたかな川が穏やかに流れています。

食べ物は行き渡り、ひもじい人はいません。

敵は攻めてきていなくて、内乱も起こっていません。

 

この中の国で

六臓六腑は国に仕えて仕事をしています。」

 

みなさんも想像してみてください。

あなたの体の中にも、国があるのです。