このおはなしは、恐れ多くも、東洋医学の最古の本、

「黄帝内経 素問 上古天眞論」 をもとにしています。

 

 

 

 

今から五千年ほど昔のこと、

ある国に若い王様がいました。

この王様は、体は強く、心はやさしく、いろんなことに秀でた立派な王様でした。

 

小さい時からよく学んでいましたが、

さらによく学ぶため、何人かの偉い学者をそばに置いていました。

 

あるとき、王様が治める今の時代よりも

千年も昔の時代のほうが、長生きしていたと知った王様は

びっくりして学者に聞きました。

 

「岐伯よ、おしえてくれたまえ。

 

千年より前の時代の人々は、

100歳になっても弱ることなく、元気に動いていられたそうなのだ。

 

ところが、今の人々は

その半分の50歳ぐらいでもう、衰えていっているように思う

 

昔と今は、何が違うんだろうか?

世界が変わってしまったのか?

人が変わったのか?」