この間、うちのバンドのギターが他の人のライブを見て「感動した」と言ってたんや。
いつも演奏する側だから、客席から見るとこんな風になるんだと感心していたわ。
確かに演奏する側と聞く側では、同じ舞台でも全然見てるもの、見えるものが違う。
何気ない演出にも実は凄い努力が必要だったりする。
その背景にあるものまで見えるようになれば、あんたも歌うたいとして一人前になれるかもしれん。
歌うたいとは。
人の感情を揺さぶらんとアカンのや。
MCってあるやろ?
あれって普通に話してるように思うかもしれんけど、しっかり練習してるんや。
何を話してどれくらいの時間でって全て計算してる。
下手するとMCだけ録音して時間を計ったりすることもある。
演者側からすると、それも舞台の一つ、演出であったりするんや。
勿論、圧倒的な歌唱力を持ってる人にMCは必要ない。
歌うだけで人の心を揺さぶることが出来るんやから、わざわざ話をする必要はない。
そういう人は歌い続けて、感動や情熱を引き出せばいい。
しかし、大抵のミュージシャンでそれが出来る人はいない。
素人ともなれば尚更。
ゆえに、プクッチ程度の歌うたいなら。
舞台構成というのを考えんとアカン。
自分の歌だけ歌ってればそれもええけど、実際に歌を歌うのはボーカルの仕事。
ボーカルの能力が低かったら、尚更MCが重要になる。
人間の集中力って精々15分程度しか保てんわけやろ?
とすると、3曲も歌えばちょっと飽きてくるんや。
そこでテンションを一旦下げて、MCでお茶を濁す。
これは舞台をやる人にとってはテクニックなんや。
そのMCがつまらんと観衆の集中力はなくなる。
そこで、上手く観衆の集中力を切らすことなく、次の曲に繋げる。
これこそが演者の腕の見せ所なんや。
そういうのってわかる?
どんなに素晴らしい話をしていても、それが30分以上続ければ、人々はその話に興味を失くす。
そこを上手く集中力を切らすことなく、聴いている人の興味を逸らさない。
これこそが歌うたいに必要とされる要素なんや。
人前で話すことがない人には、こういう話っていくら言ってわからんやろ。
でも、これは事実なんや。
観衆の興味を逸らさず舞台に気持ちを集中させる。
これは歌うたいになる人の絶対条件だと思ってる。
それを知ってるからこそ、プクッチバンドの演奏って大したことないけど、人々は感動するんや。
歌が上手いだけの人はこの世の中にナンボでもいる。
でも、人の心を動かせるほどの歌唱力を持った人は早々いない。
だから、それを上手く見せるテクニックが必要となる。
10月1日は頑張ってくるで。
中区役所でやる。
100人ほど入るそうやから、これはこれで大事なライブ。
ここで名前を売れば次に繋がる。
歌うたいは、その舞台を確保することも大事なんや。
いつか紅白歌合戦に出る。
その日までうちは頑張り続ける。
ほなな。
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