将棋の棋士23 | プクッチ劇場

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ギャンブル魂の真実

 第一期電王戦第一局。



 あっさり、山崎叡王敗れる。

 85手でPONANZAの勝ち。


 投了図

 4三成銀と指して、詰めろ&角取り。

 もう、こうなってはどうしようもない。


 形作りさえ許してくれない。


 
 大差負けやっ!

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 横歩取りの展開になるかと思いきや、ポナンザは17手目2二角成り。



 横歩を取らず、王が上がって2二に角が成るのは、データベース上過去一局しかない。

 山崎叡王はこういうねじり合いに強くない。

 ここから力戦将棋に持ち込むものの、5五に伸ばした歩で位を取ろうとしたら、あっさり取られて角桂取りの十字飛車のチャンス(2五飛車)。



 でも、これが罠やった。

 ポナンザは飛車を打ってくることは計算済み。





 3三角成りで銀を取って、この時点でソフトは+400点でポナンザ有利。



 この角を金で取ったから、ますます山崎叡王は苦しくなった。

 8二歩打つ、同銀、6五桂で一日目が終了。
 
 この時点で山崎叡王はかなり苦しい。





 山崎叡王の封じ手は3一角打つやった。



 ここからは防戦一方。

 苦しい展開やから勝負手を連発するんやけど、悉くポナンザにかわされる。

 2九飛車成りや4六桂打つなんかは解説してる棋士も驚く勝負手なんやけど、ポナンザは正確に打ち回す。

 投了図一手前、山崎叡王は4三成銀で詰めろ&角取りがあることに気が付いていたけど、ここまで劣勢になると挽回できない。

 首を差し出すように3七に歩を打って、自らの負けを認めた。

 消費時間が山崎叡王が7時間9分に対して、ポナンザは5時間7分。

 終局時刻は16時31分だった。


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 この間の名人戦第一局で渡辺二冠が言ってたんやけど。



 大体、二日間の棋戦って一日目は、あんまり将棋のこと考えてないんやって。

 どうやって二日目まで時間を持たそうかな?と考える。

 時間を持たせるって「残す」という意味ではなく、「すぐに終わらせない」という意味。

 だから、渡辺二冠は一日目は寝てる時があるんやって。

 山崎叡王も二日間の棋戦って初めてやったから、あれやけど、ポナンザって空気読まないから一日目からバンバン指してしまうんや。

 一日目の消費時間が2時間もなかったから、山崎叡王も大変や。

 自分だけ時間を使わんとアカンのやから。


 そういう問題もあるんやけど、もっと大事な問題は。



 既にコンピューターが勝って当たり前という雰囲気があって、興業的に盛り上がってないことや。

 企画倒れという声さえある。

 人間ばかり時間を使うから、二日制にする意味がない。

 加えて、ソフトは封じ手ができないから、人間が必ず封じないといけない。

 ある意味、ソフトの記憶力は人間の何倍も正確なんだから、これはハンディ戦や。

 同じ条件で戦うことに意味があるんかな?

 人間の持ち時間を倍くらいにしないと、同じ条件で戦うということにはならないと思う。
 
 異種格闘技戦みたいなものやから。

 空手家がグローブつけて戦うようなものや。


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 先手後手では多少、先手の有利。

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 ゆえに第二局に期待やけど、ねじり合いになれば、やっぱり、山崎叡王は負けるやろね。

 羽生や渡辺は(対戦は)無理としても、甘彦ならねじり合いに強いから何とかなるかもしれん。

 これは甘彦のほうが強いという意味ではなくて、ソフトとの対戦にその棋風が合うか合わないかの問題やと思う。

 今回の電王戦も下馬評では山崎叡王不利の声が高かった。

 勝つのは難しいけど、何とかもうちょっと魅せる棋譜を残してほしい。

 第一局は完敗やった。

 次は頼むで。

 ほなな。



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