被爆の限度は恣意的には変えられないです。



《1.3mSvのリスク。》

「え、20mSvはおろか、100mSvまでは、大丈夫なんじゃ?」 

これも伸びている。

がんのリスクなどでは全く無い。(関係はあるが)

以下2003年(もう12年も前だ)にわかったこと。

1.3mSvのリスク。DSB=Double Strand Break: DNA2重鎖切断。
2003年の研究成果から。

ここに全ての誤解の根本がある。
放射線の障害の元は、DNAの2重鎖切断DSBにある。

一本の鎖切断は、ムラ人の言うように修復されるが、2本鎖切断は、修復しようとするがゆえに、修復ミスを起こしてしまう。これが、DNA奇形の根本であり、積み重なり長期に渡ると癌化(15~25年、除く急性リンパ白血病、子供の甲状腺ガンこれらは1~3年で発症することが知られている)することもあるが、はるかに多くの健康障害が、この帰結として癌よりも早く(5~15年)現れる。(チェルノブイリで初めて明らかになった。)

最初に根拠となる原著論文(Rothkamm、2003)を明確にしておく。
Proc Natl Acad Sci U S A. 2003 Apr 29;100(9):5057-62. Epub 2003 Apr 4.

" Evidence for a lack of DNA double-strand break repair in human cells exposed to very low x-ray doses. "

Rothkamm K1, Löbrich M.
Fachrichtung Biophysik, Universität des Saarlandes, 66421 Homburg, Germany.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed…

1.1本鎖切断は、修復確度が高くDNA損傷の危険性は少ない。

1本鎖切断はDNAを複製するとき,相手方が鋳型になるので、放射線で傷が付いてCの塩基が取り除かれたとき,空いたところには相手方はGですから必ずGと対になるCが入るわけです。

2.2本鎖切断は、リスクが急激に高まる
→細胞分裂期には起こりやすいので細胞分裂の頻繁な子供は危険性が格段に高い。

しかし、2本鎖同時に切れると、相手方に鋳型になる塩基がないので、DNAが切断されたままですと細胞は死んでしまいますので,細胞はこの様な切断ができると急いでこれを直そうとします。直すときにその鋳型がありませんから,切れた端と端をつないでしまうのです。
そうすると,切断部分にあった塩基が欠損します。そのため,塩基配列が変わって,ここに突然変異が起こるわけです。 

必ず修復ミスを起こすわけではないが・・・

  2本鎖切断のときに必ずこの間違いが起こるのではなく、相同組換えという複雑な組換え方式で正しく直す機構もあります。【塩基配列が変わる場合と正しく直す場合とでは、塩基配列が変わることのほうが多く】、細胞の時期がどういう状態にあるかにもよりますが,2本切断はこの間違いを起こす危険性がたかいのです。

3.どれくらいの線量でこれは起こるのか?

 2本鎖切断が癌になるとしたら,放射線がどれくらいの量でその2本鎖切断が起こるのかなということが問題となります。これは長い間,低線量の場合は2本鎖切断は起きないと言われていたんですが,そうではないことを2003年に発表された論文で2人の研究者が,実験して証明しました。【その実験で使った一番少ない線量は1.3ミリシーベルト】です。

図の解説:

図の横軸がGy(グレイ)になっているが,吸収線量で実験で用いたX線の場合はグレイ=シーベルト。実験では1.3ミリシーベルトで,2本鎖切断が起こることを証明し,その線量をずっと上げると,直線的にこの2本鎖切断の数が増えている。

 このように2本鎖切断が線量に比例して直線的に増えることが,放射線の線量と発癌の関係にしきい値がない。放射線に安全量は存在しないということを示している。









低線量長期被曝の影響が「ある」ことは、これで誰でも理解できるだろう。

Source:2003年に発表されたRothkammらの実験によると、最低1.3mSvで二本鎖切断が起きており、その切断数は100Svまで線量に正比例して直線的に増加している。(崎山比早子:放射線による遺伝子障害に安全量はない.日本医事新報4575:18-26,2011)

【写真】どの線量で、2本鎖切断は起こるのか。
(これは、鎖切断の発生確率あり、癌のではない。ガンなど放射線影響の健康障害の1割以下であり(チェルノブイリ実績)超マイノリティである。)


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丁寧な説明、事実以上に、評価、解釈が重要、
「国民の皆様の理解を深める」ためにはね。

このビデオ、新しくはない。(2015年7月のもの)
https://www.youtube.com/watch?v=Ker69h1zjOk

大熊町で、白血病が多発している旨の現実に郡山市に避難している方
の国の公聴会(支援法の打ち切り、仮設住宅からの帰還に関する)での、官僚に対する直訴映像である。

何が起こるかのパターンは皆熟知している。

若手の官僚が、住民対応を鍛えられるために矢面に立たされる。
知識も情報もなく若手官僚は混乱し立ち往生する。
答えを先延ばしし、時間が来ればハイそれまでよである。

時間が経てば、官僚は1-2年で配置換えとなる。


ここ(郡山市)は、セシウム137が22万ベクレルです。
セシウム134が5.5万ベクレル。

さてこの線量どうなんでしょう。

被曝影響は、シーベルトはいくらでもごまかせる(計測場所、計測位置の高さ(高さを調節すれば、好きな線量にできる。当初は、地上5mとかで測っていた時期もある)、計測機器)ので、土壌の放射能物質密度Bq/Kg(Bq/m2)で見る必要があると、チェルノブイリを知り尽くしたヤブロコフ博士が言っている。

この質問者の女性はこう言っている。


ここ(郡山市)は、セシウム137が22万ベクレルです。
セシウム134が5.5万ベクレル。

https://www.youtube.com/watch?v=Ker69h1zjOk

では、早速対応表を見てみましょう。
チェルノブイリでの扱いは、既に発病した結果から割り出されたものであり、科学的な説明はともあれ、現実にそうだったというものです。

下表が、その比較表ですが・・・

むろんこれは、放射能管理区域に当たるが、
移住の権利は認められるが(18万ベクレル以上)
移住の義務まではない(55万5千ベクレル以上)
《「避難先」が、この(移住の権利)レベルなのである。》
これが、福島の現実なのである。

放射能で白血病が増えることは常識である。
(広島も認められた。放影研が核爆弾投下後68年後に認めた。まあ、つい最近だ。)
郡山よりも線量の格段に高い大熊町で白血病が出ても何の不思議もない。

これは、原因はストロンチウムだが、その計測はほとんどされておらず実質隠蔽状態であるが、セシウムの量とストロンチウムの量は完全相関することが知られている。

これは、既に当たり前に知られていることであって、
当たり前のことが、当たり前に起こっているだけである。
そこに、人を戻すこと自体がおかしい「だけ」なのである。

・土壌のベクレル密度は、相当確度の高い指標である。

・体内影響なら、信頼できる医療機関での尿検査である。
(WBCは、とんでもない被曝をしていない限り当てにならない。)

この2つ以外は信用するなとチェルノブイリを最も知る男(5000以上の研究成果をまとめあげた)ヤブロコフ博士は繰り返し指摘する。

日本では、シーベルトに換算したがる。その換算によれば、

移住義務の55万5千ベクレルゾーンが、5mSv/年に相当するが、その区域は、福島では除染して帰還するまでもなく、平気で住んでよろしい場所となっているのである。

《写真》
では、早速対応表を見てみましょう。
チェルノブイリでの扱いは、既に発病した結果から割り出されたものであり、科学的な説明はともあれ、現実にそうだったというものです。



何が問題の本質なのか。

一つに集約せよと言われれば、
全生命体の遺伝子プールの保全である。

その、Genomic Instability (遺伝子不安定性)である。

これ(遺伝子プール)は、生命の維持・存続(生殖機能)・進化を担い、司っている。これは十数億年に及ぶ選択・交叉・突然変異(Selection, Crossover, Mutation)の営みである。その中で安定性を獲得したものが、生命体の「種」(Spieces)であり、人類もそのうちの一つの「種」である。

植物、動物を包含する食物連鎖もそれに依存している。

これは、環境を健全に形成・持続する根幹でもある。

放射能はこれを壊すことが知られている。
特に、修復機能があるがゆえに、その修復ミスを誘発する。
低線量内部被曝は、そのリスクに生命体を持続的に晒し続ける。

原発過酷事故も、枯葉剤や、劣化ウラン弾を振りまく戦争も、
GMOも(特に遺伝子組み換え植物を効率化させる肥料、
すなわちラウンドアップやグリホサートのようなものが)、
根本的に、この遺伝子の機構を壊してしまう。
(ラウンドアップは、遺伝子組み換え植物以外の生存を断つ。
すなわち、見かけ上はよく効く除草剤である。)

これは、人類だけの問題ではない。すべての生命・環境に、取り返しのつかないダメージ(遺伝子のブループリントへの損傷)を与える。

その機構は、エピジェノミックスのような、分子レベル、ナノレベルの生命科学によって、徐々に明らかにされていくだろうが、今やっと、黎明期である。

損傷してしまった後で、その機構が明らかになっても、我々の科学のレベルでは、元に戻すことはできない。

バイオインフォマティックスは、すべての遺伝子配列を読み解き、全人類が全く同じ原初から派生したことを、その派生の経路も、明らかにしている。

何を差別化し、蔑視し、お互いを蔑み、憎み合い、遺伝子プールを損傷させているのかは知らない。

その行為は、ただただ、ひたすら、愚かである。

コメ欄に代表的な明らかになった事実を列挙Archiveする。
(膨大に詳細紹介済)

《写真》実写、Internal Emitter(内部放射)、Genomic Instability(遺伝子不安定性)
遺伝子修復プロセスにおける、修復ミスのパターン。
人工放射能に対する、正しい修復のパターンを生命はまだ学習していない。
染色体の損傷だけでなく、ミトコンドリアを傷つけ、免疫力、抗酸化力を根こそぎ奪っていってしまう。私たちは人類は、このことを、筆舌に尽くしがたい犠牲(ヒロシマ、ベトナム、チェルノブイリ、イラク、フクシマ)の上に学んだことを忘れてはならない。
https://www.facebook.com/kitagawa.takashi/posts/456446684448942