こんな時は成年後見制度を利用してみませんか?

・高齢の家族が悪質な詐欺などに騙されないか心配
・認知症の親の家を売りたい(貸したい)が、認知症の症状が出ており不動産業者から正式な代理人を立ててくれと言われた。
・認知症の家族の面倒をみて財産管理をしてきたが、他の家族から財産の管理方法を疑われていて困っている
・今は問題はないが、身寄りがないので将来に不安がある
・知的障害の子供の将来が不安


成年後見には法定後見と任意後見があります。

任意後見とは
自分で自分の将来のプランを決めておけるので、身寄りがなくとも将来の不安を払拭できます。
遺言とセットにし死後のこと(葬儀、お墓)を決めておくことで、より万全にできる。
万が一、認知症などになっても財産を守ることができる。


法定後見とは

通常業務
通帳や印鑑を預かり、金銭出納帳をつけて管理
金融機関、役所、年金事務所等へ届け出
要介護認定の更新
本人との面談 
裁判所への定期報告(初回報告は後見開始後1カ月以内)

特別業務
施設との契約、介護サービスの契約
不動産の処分(売却、賃貸、賃貸借の解除等)・・・居住用不動産の処分に注意→家庭裁判所の許可が必要
(場合によって)契約の取り消し


費用
法定後見
収入印紙等の実費        7,140円(静岡家裁)
+鑑定費用             5万~10万円程度
+申立書作成料          10万円~

任意後見
公正証書作成等の実費     20,000円程度
+司法書士報酬         100,000円