● ヒーラーが筋膜リリースガンに代替えされる!? 競争の戦略 SCP理論 マイケル・ポーター
どうも、中田です!
いよいよポーターのフレームワークこと、ファイブフォース戦略について書いていきます。
最も有名なフレームワークになりますし、SCPがフレームワークに落とし込まれた理論というところにポーターの極めて大きな功績があると言われています。
しかし、フレームワークだけにフォーカスしてしまって、完全競争と完全独占のスペクトルが頭の中にないとどう使ってよいかが分からなくなります。
完全競争と完全独占のスペクトルを理解した上で、ファイブフォース戦略に進みましょう。
ファイブフォースは産業分析のフレームワークのことです。
ファイブフォースは産業の収益性は、5つのフォース(脅威)で規定されるというものです。
フォースが強い産業は完全競争に近づくので収益性が低く、フォース弱いほど独占・寡占に近づいて収益性が高くなります。
・スターウォーズのフォースの力ではありません。笑
スターウォーズではフォースが強い方が良いのですが、ポーターのファイブフォース戦略ではフォースが弱い方が良いのでそちらはご注意ください。笑
5つの脅威とは、以下の競争要因になります。
1新規参入企業
2代替品
3供給業者
4買い手
5競争業者
新規参入障壁のベインの参入障壁とポーターの移動障壁を紹介しましたが、参入障壁が低いと、既存企業が高い収益を上げていても新たに企業が参入してそれを奪おうとします。
例えば、今現在YouTubeに芸能人がドンドン参戦していますが、参入障壁が低い業界を狙って高い収益を奪おうとしているような状況がこれに当たります。
そういう意味では、免許というのは完全独占に近づけることで収益性を守るという意味ではかなり機能をしているのです。
傾斜産業だけれど、収益性は守られるのです。
代替品は、整体にとっての筋膜リリースガンやマッサージ店のような代替品が豊富な産業ほど、収益性が低下します。
整体よりも、マッサージ店の方が安く、マッサージ店よりも、筋膜リリースガンの方が価格が安く代替しやすいために、筋膜リリースガンで良くね?となっていって、整体に通う回数が減ります。
今プロ野球選手などでもちょっとずつそういう傾向になっています。
・登板後の肘にドリル!瞬間で疲れが吹っ飛ぶ…!!
自分でケアできるから、整体に通う回数が減った・・・。
手が届かないところだけ整体に通えばいい、とプロ野球選手もおっしゃっていますが、そういうことになりがちです。
あ、筋膜リリースガンは僕も使っています。笑
筋膜リリースガンはまだ値段が高いので(ハイパーボルトなら約5万5000円)、全員が購入はできませんが(中国製は6000円や1万円代で安いですが、1日でバチンという音がしたと思ったら稼働しなくなりモーターが焼き切れて部屋中が臭くなり、壊れました。かなり危ないです。)筋膜リリースガン下のヒーラーは代替されてしまう可能性が高まっています。
これが代替品ということです。
供給業者は、顧客が自社製品から他者製品に乗り換えやすい産業ほど、顧客側の交渉力が強くなるので収益性が低下します。
例えば、国内外の航空会社にロイヤリティを持つ利用者は少ないので、プライスラインやエクスペディアといったウェブサイトで徹底した価格比較を行って、安いフライトを選ぶ傾向にあります。
価格ドットコムみたいなものです。
ヒーラーでも、3000円で気功技術を購入して、伝授が失敗していたり、購入したヒーラーではなく、別の料金の高いヒーラーに相談が来る現象が多々ありますが、これも同じものならば価格が安いものを選択した結果、中国製のパチモンを貰ってしまって、1日で壊れたみたいになってしまっているわけです。
ちなみに、僕も価格が安いパチモンの製品を購入したことがあり、1日で壊れて、大変な目にあったことがありました。笑
食事のプロテインも肉も、機械も、ヒーラーも、安かろう悪かろうはだいたい合っているように思います。
売り手というのは、自社が顧客を選べない状況になると売り手側の交渉力が強くなり、収益性が低下します。
例えば、機体の購入先はボーイング、エアバス、ボンバルディアなどの少数企業に限られます。
競合業者は、企業の競合度合いが熾烈な産業ほど、収益性が低下します。
小さな個人、企業が数多くひしめき合っている産業、差別化が難しく価格競争するしかない産業では、競争度合いが高まります。
3000円のヒーラーみたいなものです。
価格競争で差別化をするしかなくなるので、結果、収益性が低下し、全員が沈んでいくのです。
ここで自身の産業、収益性の現状分析や将来の予測を行うのがファイブフォースです。
そして、ジェネリック戦略といいますが、2つの要素があり、コスト戦略と差別化戦略になります。
コストを下げて差別化を行えるのならば、コストを下げるわけです。
そうすると、ライバルとの価格競争に陥り、完全競争に陥るので、基本的には望ましくありません。
しかし、何か差別化ができるのならば、差別化すれば、顧客はロイヤリティを持ったままになりますから、他社製品や代替商品には用意に移りません。代替品と買い手ですね。
ファイブフォース戦略はどの教科書でも紹介されている主要理論ですが、根底の完全競争、完全独占のスペクトルが解説されておらず、攻撃と防御だけを教えていたり、ポーターはそんなことを言っていたっけ?という書籍も少なくありません。
ただ、ファイブフォースを細かく覚える必要はありません。
フォースが強まれば、完全競争に近づくので収益性が下がり、フォースが弱まれば完全独占に近づくの収益性が高まるという基本を覚えてください。
ここまで理解できれば、多くのコンサルタントが差別化すればいいんだよと言っているけれど、何で差別化すればいいのか?とか、ポーターが差別化戦略を重視している意味が理解できたと思います。
ユニークネスの重要性も。
他人や他社を模倣すればするほど、完全競争に近づくということも。
もちろん、これは基本で例外やSCP理論の応用があり、これだけがビジネスの基本ではなく、さらに重要な理論があります。
そちらはなかブト11や今後のブログで解説したいと思います。
まずは基本を!
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株式会社なかだ 代表取締役 中田真広