1番や2番、最高を目指してはいけない 競争の戦略 SCP理論 マイケル・ポーター  | 最新の認知科学に基づいたコーチング&ヒーリングを同時にマスターできる世界に1つだけの習得レッスンとは?

最新の認知科学に基づいたコーチング&ヒーリングを同時にマスターできる世界に1つだけの習得レッスンとは?

2012年からプロ11年目の「圧倒的に体感が違う!」「2か月で月収数万円から150万円に」「ゴールを達成できた」などの声で支持される
最新の認知科学に基づく言語と非言語の脳内書き換え術を超具体的ステップでマスターなかだ塾を主催しています。

●  1番や2番、最高を目指してはいけない 競争の戦略 SCP理論 マイケル・ポーター

どうも、中田です!

完全競争をして儲からないことをやっていませんか? 競争の戦略 SCP理論 マイケル・ポーターの続きの記事になります。



マイケル・ポーターは、習慣によって経営者、個人共に無意識的に競争を選択してしまって、破滅的な考え方に陥りがちだ、と説きます。

(現代の言い方に言い換えると、認知バイアスに近いと思います。ですから、自分が決めていると思いがちですし、気づけないのでさらに厄介です。競争バイアスみたいなものです。)

第一に、 正しい考え方について。一般に経営者は競争を、戦いの一形態と見なしている。つまり競争 とは企業が支配をかけて戦うゼロサムの戦いで あり、頂点に立つ者だけが勝利を得るという。 だが第1章で見ていくように、これはおそろしく誤った、破滅を招く考え方だ。企業であれ、 非営利組織であれ、組織が競争に勝てるかどう かは、独自の価値を生み出せるかどうかにかかっている。ポーターは、一位を目指すのでは なく、ユニークな存在になれと諭す。競争の 本質は、競合他社を打ち負かすことではなく、 価値を創造することにある。

ジョアン・マグレッタ; 櫻井祐子. 〔エッセンシャル版〕マイケル・ポーターの競争戦略 (Kindle の位置No.382-387). 早川書房. Kindle 版.


ポーターは、1位、2位や、最高を目指してはいけないと言います。

しかし、僕たちはNo1ビジネスをしろ!という教育を受けていたり、1番以外に興味がないという教育を受けてきたり、小学校、中学校、高校、大学などではテストの点数の1番や主席が素晴らしいと教わってきました。

そこに生物的な弱肉強食みたいな本能が加わって、常に競争をしたくなってしまうのだと思いますが、ポーターによれば、1番や2番、最高を目指してはいけません。

そして、それはポーターの基準では戦略とはまったく言わないと説きます。

そこでポーターの競争戦略の根底に流れる経営学のSCP理論ということで、完全競争と完全独占という概念を前記事で紹介しました。

完全競争とは、一位になること。市場シェアを重視すること、最高の製品によって最高の顧客に対応すること、模倣による競争、ゼロサム競争(誰も勝てない競争)という考え方になります。

完全競争は、起業家のピーターディールがやってはいけないと言っていたことに見事に合致するように思います。

完全独占とは、収益性を高めることで、利益重視、ターゲット顧客のニーズの多様なニーズを満たすこと、イノベーションによる競争、プラスサム競争(複数の勝者、多くの土俵)を作るという考え方になります。

競争というと、たいていは最高を目指してライバルよりも優れたものを提示しがちなのですが、なぜ最高を目指してはいけないのでしょうか?

それは顧客にとって最高の商品というものが存在しないからです。

例えば、某ハンバーガーショップは早くて安いファストフードですが、早くて安くて体が壊れてもいい人にとっては最高です。

しかし、10分以上待たされるけれどその場で作ってくれて品質も良いハンバーガーが最高という顧客もいます。

最高や1位、2位を目指していくと、後々すべての顧客のニーズの平均値に陥り、価格競争に巻き込まれ、製品・サービスの同質化、模倣が進み、誰かの利益は他の誰かの損失となっていきます。

平均値になると厄介なのは、安価なものが良い顧客にとっては余分な機能にお金を払うことになり、高いものが良い顧客にとっては機能が足りないという誰のニーズも満たせなくなっていくのです。

これがゼロサムゲームの本質になります。

最高というものがないゆえに、最高を目指していくと平均に回帰してしまって地獄への道に圧倒的な善意で突き進んでいってしまうわけです。

すべての競合企業が唯一最善の方法で競争すれば、衝突コースにまっしぐらなわけです。

ですから、ポーターの競争戦略を一言でいうと、「企業にとって重要なのは、自社の競争環境をなるべく完全競争から引き離し、独占に近づける手を打つこと」や、「完全競争から離れている業界ほど安定して収益性が高い=(すなわち構造的に儲かる業界である)」ということになるわけです。

ポーターは、一位を目指すのでは なく、ユニークな存在になれと諭す。競争の 本質は、競合他社を打ち負かすことではなく、 価値を創造することにある。

原著では、ユニークネスとなっています。

ポーターのいう戦略的競争とは、他者や他社と異なる道筋を選ぶことを言います。

そうしなければ、無意識のうちに完全競争の地獄への道に入っていくわけです。

何にせよ、ポーターによれば、あなたには2つの道筋があることがわかります。

1つは完全競争に近づくことで、生き残り、勝ち負け、コンテンツのぱくり、疲弊、ライバルを蹴落とすが収益がゼロに近づくゼロサムゲームをするか。

もう1つは完全独占に近づくことで、収益性を高め、利益重視、ターゲット顧客のニーズの多様なニーズを満たし、イノベーションによる競争、プラスサム競争(複数の勝者、多くの土俵)に入っていくか。

の2つの道筋があるということです^^

では、どうやって、完全独占に近づけるのか?という戦略が有名なファイブフォース戦略であり、差別化戦略、ポジショニング戦略、コスト戦略、集中戦略などになります。

ただ、完全競争を目指して、ファイブフォース戦略などを行っても、おかしな感じになってしまうので、根底に流れる完全競争、完全独占のスペクトルは理解してから先に進みましょう。

そうしないと、フィジーク選手を目指しているのに、野球の素振りをしているみたいな間違った方向にしか進まないので。


最新の情報はこちらに登録の上おまちくださいね^^


【参考書籍】

競争の戦略競争の戦略
6,194円
Amazon



● 初心者でもできる認知科学に基づく気功・コーチング。筋トレ・ビジネス教室~中田真広のブログ

無料10日間メールセミナーはこちらから

毎月のセミナーはこちらから

バーチャル講座で気功、コーチング、筋トレ、ビジネスを学ぶ!

400件以上、受講生の声

お問い合わせはこちらか、actforworldpeace@yahoo.co.jpまで

できればお問い合わせフォームを使って頂くと確実にメールが届きます


原宿・北参道・新宿・渋谷・恵比寿・表参道・池袋・六本木・東京・世田谷などからお越しいただいています。

●中田真広実績

はじめまして、中田真広と申します。

2012年から開催しているセミナーには、

台湾、東京、大阪、広島、福岡、北海道から沖縄まで、全国からお越しいただいております。

ヒーラー養成講座では、気功がはじめてわかった方や、サラリーマンを辞めて、独立起業し、サラリーマンの年収を超えた方や、ガンが改善した方や腰痛が改善された方やひきこもりが家を出た方や小顔になった方など多数。

コーチングやコンサルでは、現状の外側のゴールを設定されて、会社を設立された方や起業された方や有料セッションでお客様がいらした方やブログ記事を2年以上書き続けられている方やピアノのコンクールで久しぶりに1位を取り県知事賞賞金50万円を貰った方などが多数。

パーソナルトレーニングでは、はじめて腹筋下部が分かったり、三角筋などの筋肉が意識できた方が多数。2019年ラスベガスでミスターオリンピア観覧。2019年ベニスのゴールドジム1号店に行く。

お客様の感想450件を突破。
バーチャル講座100本突破。
ブログ記事3000記事突破。
起業して3年目で会社を設立と同時に年商1000万円を突破。(現6年目)

書籍5冊出版、全巻Amazon起業、成功哲学、美容、ダイエットランキング1位を獲得。

認知科学に基づく気功、コーチング。ビジネス、筋トレの著者であり、プロコーチ、経営コンサル、ヒーラー、トレーナー、セミナー講師をしています。

株式会社なかだ 代表取締役 中田真広