4月6日(日)、東京からの「歩き旅応援舎」(代表:岡本様)御一行様17名の方々にご来館いただき、熱心にご見学いただきました。

 来館記念として、当館のパンフレットの他、連鶴・お駕籠の折り紙、しおりを参加者全員に贈呈させていただきました。

 

 ご来館ありがとうございました。

 これまで49種の連鶴と狂歌をご紹介してきたところですが、今回はそのダイジェスト版として一覧表によるご紹介です。








  (49種の連鶴の解説書)

 以前にもブログ紹介しましたが、今も「連鶴」は資料館の随所に飾られています。

 写真で表現できなかった連鶴をいろんな角度から眺めてみるのも楽しいものです。
 ぜひご来館いただき実物を見ていただくことをお勧めします。

 運が良ければ、連鶴作家である語り部さんに出会うことが出来たり、お帰りの際には、記念品として連鶴(在庫限り)をゲットできるかも。

 資料館では、連鶴ともども首を長〜くしてお待ちしています。






  (資料館に飾られている連鶴)
 2月から3月にかけて、東海道四日市宿資料館にメディアの取材が相次ぎました。

  先ずは、地域のニュースや動画を配信する「YOUよっかいち」さん。
 きっかけは、当館の語り部がテレビでたまたま旧友の姿を見て連絡を取り近況報告など話すうちに、その会社で記者をしているとかで、とんとん拍子に取材が決まり、来館されたのです。
   彼女は珍しい展示物に注目しました。2階にひっそりと置かれた昭和初期の節句人形に興味があるらしく、何枚か写真を撮りました。一見すると地味に思われがちな人形たちでしたが、そこに並んだ昔話や歴史上の人物の逸話を伝える表情豊かな姿は、戦火の時代をくぐり抜けたとは思えないほど状態が良いのです。さらに館長からも説明を受け、出来上がった記事が「ご近所歴史旅のススメ(※1)」。なんと、ワクワクするタイトルでしょう。
 (3月8日付紙面)

 (web版記事の一部)

 反響は、すぐにありました。「記事を見て、来ました」という来館者のお声。率直に、嬉しいです。
 そう言えば、昨年はNHK人気番組のロケで、いわゆる京街道(東海道五十七次 )を歩くというテーマが放送された時も、ほどなくしてその話をされるお客様がいらっしゃいました。

 さらに、3月に入ってからの三重テレビさんの取材(※2)は、四日市市を通じて依頼があり、前もって綿密な話し合いの後、本番当日も細かく撮影の打ち合せがありました。ナビゲーターの芸人チャンカワイさんたちを前にして 、傍らで見守る私は少し緊張気味でしたが、館長はいつもと同じように展示品について解説をしていました。トータル2時間前後のロケでしたが、あっという間に感じられました。


 (撮影時の一コマと記念色紙)

  (番組の予告画面)

 この2日間は、ふだんとはまた違って刺激的で有意義な経験となりました。(Y)

【 補足 】
 ※1 記事の詳細は、「YOUよっかいち」2025年3月号 (webで読めます)

※2 番組の放送日 2025年4月7日(月) 夜7:00「新・ええじゃないか」
三重テレビ他 関東・関西の放送局

  なお、4月5日(土) NHK総合 夜7:30 「ブラタモリ」では
 ~伊勢神宮への旅~と題して、東海道と伊勢街道の分岐点である(四日市)日永の追分が登場します。 

 町歩きの達人・タモリさんが”ブラブラ”歩きながら、知られざる町の歴史や人々の暮らしに迫る「ブラタモリ」が、レギュラー番組として2025年4月5日(土)より復活です。


 4月は「伊勢神宮を目指す旅」。
 伊勢神宮へと至る “伊勢路”と呼ばれる道の中でも、江戸からお伊勢参りに向かった人々のメインルートです。
 三重県桑名市から伊勢神宮までの90㎞に及ぶ道を旅します。

 どんな切り口で展開されるのか今から楽しみです。
 放映は、4月5日19時30分からNHK総合です。
 資料館の1階には毎月、語り部ボランティア 山田さん手書きの「季節の俳画」をご提供いただいています。

 今日のお題は、「れんげ」と「さくら」です。

 蓮華(れんげ)は春に咲く可愛らしい花で、蓮(はす)の花に似ています。花言葉は「心が和らぐ(やわらぐ)」です。これは、蓮華の根には薬効成分があり、痛みを和らげることや、蓮の花が極楽浄土に咲く花とされていることに由来します。



道草の 鞄 げんげの中にあり /小澤初江

げんげ田に 寝て白雲の 数知れず /林火

朝の気に げんげも英気 養はん /高澤良一

道の田に 降りし雀 げんげの花隠し /辻田克巳

 桜の花言葉は「精神の美」「優美な女性」。桜は4月1日、4月9日、4月21日の誕生花で、開花期間は3月〜4月。桜はいっせいに咲く姿や、透き通るような花の美しさ、開花期間が短いことからつけられたといわれており、また、桜は日本を代表する花ということもあり、精神的な美しさを象徴する意味が多くつけられています。

初桜 折しもけふは 能日(よきひ)なり /松尾芭蕉

けふまでの 日はけふ捨てて 初桜 /加賀千代女

桜の花 風に舞い散る 春の空 /小林一茶

桜の下 友と語らう 春の光 /正岡子規