資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。

 

 京都府京都市東山区下弁天町にある、安井金比羅宮(やすいこんぴらぐう)です。

 






 御祭神に、

 崇徳天皇(すとくてんのう)


大物主神(おおものぬしのかみ)


源頼政公(みなもとのよりまさこう)

をお祀りし、

「あらゆる悪い縁を切り、良縁を結ぶ」

「海上安全」

「交通安全」

にご神徳があるとされています。

 


 絵馬は、櫛まつりをイメージした美顔絵馬です。

 櫛まつりは、安井金比羅宮の9月の例祭です。 使い古した櫛やかんざしに、感謝を込めてお清めし供養するお祭りです。


 昭和36年9月に境内北側に久志塚(櫛塚)が建立されてより、女性の命である髪の美しさを引き立てる櫛をお祀りし、女性の美容美顔美髪にご利益があります。

 午後1時より塚の前で祭典が執り行われ、皆様から寄せられた櫛を塚内へ納め、拝殿で舞踊「黒髪」が奉納されます。

 2時頃より、伝統の髪型と風俗衣装の解説の後、時代風俗行列が神社周辺祇園界隈を練り歩きます。

 古墳時代から現代の舞妓の髪型まで、伝統の髪型は全て地髪で結い上げられ、大変習熟した結髪の技術を要します。毎年京都美容文化クラブの皆様ご奉仕により伝統の髪型が現代に再現されています。

 日本髪の美しさと結髪技術のすばらしさ、京都らしい町並みの祇園界隈を進む時代絵巻は見ものです。

 

 もう一つ安井金比羅宮の絵馬がでてきました。「儲かる絵馬」です。

 商売繁盛祈願の「藻を刈る絵馬」(儲かる絵馬)

 安井金比羅宮は建仁寺のすぐ東にあります。この絵馬は雨のなかで藻を刈っている図で「降るほど儲かる」の意味だそうです。

 

 

(方位磁石)

 遥拝所の天上を見ると、方位をしめす方位磁石のようなものに「象頭山」と書いてあります。

 象頭山というのは香川県の金刀比羅宮がある山のことです。遥拝所から香川県の金刀比羅宮を遥拝します。