資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。



  三重県桑名市新矢田2丁目にある、立坂神社(たつさかじんじゃ)です。



 立坂神社の創建は、平安時代初期の807年(大同2年)と伝えられています。桓武天皇の勅命により、坂上田村麻呂が東北地方の蝦夷征伐の際に、戦勝を祈願して創建したとされています。その後、立坂神社は桑名藩主の崇敬を受け、社殿の造営や神事の奉納が行われました。もともと矢田八幡社と称されていましたが、明治以後は式内立坂神社と称されるようになりました。

 この地の周辺は、太平洋戦争の戦災を免れ、江戸時代の歴史遺産が多く、昔の風情を残すところです。門前から約250m離れた東海道筋には石造鳥居があります。


 立坂神社は、五穀豊穣、無病息災、厄除け、開運招福、縁結びや安産祈願にもご神徳があるとされています。

 祀られている神様は、

 大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)=天照大神

 武甕槌神(たけみかづちのかみ)

 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
 姫大神(ひめおおかみ)
 木花咲夜比売神(このはなさくやひめのかみ)
 大山津見神(おおやまつみのかみ)
 天目一箇神(あまのまひとつのかみ)
 神功皇后(じんぐうこうごう)
 応神天皇(おうじんてんのう)
 玉依姫(たまよりひめ)
です。

 立坂神社の例祭は、10月18日・19日の2日間行われます。例祭では、神輿渡御や山車巡行、上げ馬神事などの様々な神事や催し物が執り行われます。








 絵馬は、七福神にあやかり、かわいい犬が宝船に乗船している、平成30年(2018年)戊戌(つちのえいぬ)歳の干支絵馬です。