資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。
三重県多気郡明和町大字斎宮にある、竹神社(たけじんじゃ)です。
明治44年(1911年)旧斎宮村にあった25社の神を合祀し、野々宮が祀られていた現在地(牛葉)が境内となりました。周辺からは平安時代の大規模な塀列や掘立柱建物の跡が発掘され、斎宮の中枢である内院があった場所ではないかといわれています。
竹神社には、「斎宮(さいくう)の世だめし」といわれ、馬が背追った稲束の色によって豊兇(ほうきょう)を占う「絵馬」が神宝として本殿に保管されています。また、中世には斎宮城があったところで当時の石垣が今もその周辺に残されています。
竹神社が立つこの地は、伊勢神宮に仕えたお姫様「斎王」が暮らしていた社があったのではと言われています。
絵馬は、斎王が描かれた開運招福絵馬です。
(参考)斎王まつりのご案内

