資料館の1階には毎月、語り部ボランティアの山田さん手書きの「季節の俳画」をご提供いただいています。

 

 今回の俳画は、「水仙」と「椿」です。


その匂ひ 桃より白し 水仙花(松尾芭蕉)

水仙や 鵙の草莖 花咲ぬ(与謝蕪村)

水仙の 根に降たまる 霰哉(夏目吟江)

水仙の 花の高さの 日影かな(河合智月)

水仙の 花鼻かぜの 枕元(夏目漱石)

 


口紅の 初花ゆかし 玉椿(上島鬼貫)

庭祠 守りて 村医や 落椿(田代草舎)

藪椿 門は葎の 若葉かな(松尾芭蕉)

約束の 如くに そこに落椿 (上野泰)

真中濃く 乙女椿の 桃色に(原石鼎)