資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。


 鈴鹿市東玉垣町にある、彌都加伎神社(みずがきじんじゃ)です。

 

 遠い昔よりこの地で「土」に携わって生活をしていた人や、土地の有力者の人等が、土を司どる神を祀っていたことが起源とされています。

 

 境内各所には和傘が展示されており、花手水と和傘で参拝者に癒やしと和らぎを届けてくれています。

 

 参道には赤い鳥居がたくさん並んび、撫でることでご利益祈願ができる「叶う石」もなども祀られています。

 

 絵馬は、語り部のYさんから寄せていただきました、令和5年(癸卯:みずのとう)の干支の兎を描いた開運絵馬です。

 

 町名にある玉垣(たまがき)とは、神社・神域の周囲にめぐらされる垣のことであり、瑞垣(みずがき)ともいわれます。

 

 瑞垣(みずがき)、斎垣(いみがき)、神垣(かみがき)は、玉垣と同様にすべて同じ意味を持ち、垣の内側を「垣内(かきつ)」、垣の外側を「垣外(かいと)」といわれています。

 

 「玉」や「瑞」、「斎」という言葉はともに「神聖な」「美しい」という意味を持ち、囲いの意味である「垣」と組み合わさって「神聖なすばらしい神の為の囲い」という意味の言葉から、彌都加伎神社(みずがきじんじゃ)の名付けられたのではないかと勝手に解しています。