資料館の2階には壁面一杯、たくさんの絵馬が掛けられています。


 岩国市今津町6丁目にある、白蛇神社(しろへびじんじゃ)です。

 

 古来より日本人は白色した動物を神々の化身として神聖視し、いつの時代も大切にしてきました。

 

 岩国の白蛇は300年以上生息の歴史があり、岩国藩の藩主である吉川家の米蔵を白蛇がネズミの害から守ってきたと信じられ、いつの頃からか弁財天(インドの水の神)と習合し、岩国市の各地に白蛇堂や祠が創られるに至りました。

 

 白蛇神社は、神社が鎮座する今津の地域の人々をはじめ多くの岩国市民の長年にわたる白蛇の保護と信仰に基づき、広島県の宮島に鎮座する嚴島神社の御祭神を勧請し、平成24年12月16日に鎮座祭を斎行して創建されました。

 

 御祭神には、田心姫神(たごりひめのかみ)・湍津姫神(たぎつひめのかみ)・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)・宇迦之御魂神(宇賀弁財天)(うかのみたまのかみ)をお祀りされています。

 

 「白蛇」神社という名称から、白蛇が神様だと思われる方が多いのですが、白蛇はあくまでも四柱の御祭神の使いとして信仰されています。

 

 絵馬は、陶器製の白蛇がお守りとして張り付けられている、商売繁盛、大願成就絵馬です。